いまや「株価100円割れ」 名門企業の病巣をえぐる NKKの「緊急事態」 NKK「人事抗争」がトーア・スチールを清算に追い込んだ NKKの経営が大きく揺れている。98年度中間決算で4期ぶりの経常赤字に転落する見込み。併せて有力子会社のトーア・スチールが来年3月末で会社解散に追い込まれるなど、足元も崩れ始めている。内外の環境は依然として厳しく好転の兆しすらない。果たして名門NKKは生き延びることができるのか。