出口の見えない不況に追い討ちをかけるかの如くここ数年、さまざまな業種で不思議と不祥事が相次いだ。なかでも雪印乳業と東京電力というリーディングカンパニーで起きた不祥事は、創業以来の危機となり、培ったブランドを完全に失墜させた。まだ途上でしかないが、信頼回復へのいばらの道を検証する。