ヤクルトがデリバティブ取引で1000億円損失
“胴元”外資がニッポンの資産をカモる
 ヤクルト本社がデリバティブ取引で1000億を超える損失を出した。1000億と言えば、イギリスの名門・ベアリングス社を倒産させた金額。だが、本誌が入手した同社の今後、こうした大規模な“巨額損失事件”は日常茶飯事になるかもしれない。昨日まで堅実経営と思われた会社が一夜にして倒産という事態の頻発も予想される。それというのも、デリバティブは「ギャンブル」に他ならないからであり、「ギャンブル」の胴元たる外資系金融機関の攻勢が続いているからだ。今後、デリバティブ・リスクが企業の信用度を計る最重要項目になる。