日銀とコンビで金融市場を食い物にする「短資会社」はもういらない
日銀は銀行に対して、日銀への準備金や預貸比率の基準を設定している。毎月15日にその達成が義務づけられているのだが、各行ともそう簡単にはクリアできない。そこで短期金融市場で調達することになるのだが、取引は短資会社を仲介しなければならない。もちろんそこには日銀の意向が働いており、日銀とその別働隊「短資会社」のサジ加減次第で銀行の、資金調達は左右される。ここに今回の接待汚職の一因もある。
本誌では、日銀からの天下り60余人を受入れ、一時は内部留保が資本の60倍を誇った会社もある高収益企業「短資会社」と日銀の癒着構造を暴く。