ZAITEN 2019年4月号

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ZAITEN 2019年4月号
発売日:2019年3月1日

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特集

カルロス・ゴーンはすでに"用済み" 日産を襲う「仏ルノー」の奇策
「帰ってきた悪友」

昨年11月のカルロス・ゴーン逮捕から3カ月余り。弁護人を交代するなど、依然、勾留中のゴーンを巡る動きは喧しいが、当の日産自動車の行方を占う動きはすでに別次元で始まっている。当初は、逮捕されてもなおゴーンを会長兼CEO(最高経営責任者)に据えていた仏ルノーは、当人からの辞任を受け、後任人事を発動。会長のスナールが来日し、態度を一転、日産との協調を演出する挙に出た。その一方で、ルノーを実質支配する仏政府を代表して大統領のマクロンが、日本政府を相手に強硬姿勢を見せる――。硬軟取り混ぜた仏側の動きに、日本の経産省は目立った応戦には出ず、水面下に沈んだまま。ゴーンを追った日産首脳陣は、政府・経産省を頼みにすることは出来るのか――。

組織・個人の内幕に迫るZAITEN REPORT

昇進を前に"消えたインドネシア代表" 三菱商事「執行役員」の暴力事件 今春の石油本部長就任を目前に控え、突如退社した三菱商事のインドネシア現地法人トップ。"依願退職"を受け入れた会社側が秘匿する、その理由は信じられないものだった......。「丸の内の紳士企業」のコンプライアンスに重大問題あり! 小誌コンプライアンス問題取材班

"オレ様バンカー"を気取っても「経産省の傀儡」 車谷会長で命脈尽きた「東芝」の末路 鳴り物入りの登板から早1年。すでに馬脚を露し、物言う株主から総スカンの車谷暢昭会長。しかし、三井住友銀行副頭取だった車谷を招聘した当の経産省もその無能ぶりは先刻承知で、東芝の"使い捨て"を画策する有り様だ。 ジャーナリスト 蜷川幸三

【連載】新あの人の自宅 東芝・車谷暢昭会長&綱川智社長 生活感が感じられない車谷会長ご自宅と、何の変哲もない"普通の家"である綱川社長ご自宅をぜひ比べてみてください。

会長の"人事壟断"に人材も流出 ブリヂストン津谷会長の
「五輪狂い」人事
津谷正明CEOの下で閉塞感に覆われる社員たちの期待は脆くも裏切られた......。昨年末のブリヂストンの「社長交代」人事である。盟友の西海和久COOを退任に追い込んだ津谷だが、自身はご執心の東京五輪まで続投決定! ジャーナリスト 蜷川幸三

社員はリストラでも本人は"経済同友会副代表幹事"に NEC「リストラ遠藤」
財界遊びの大罪
間断なくリストラを続け、人材払底と縮小均衡が続くNEC。中期経営計画の未達を社員に責任転嫁する社長、新野隆を後継指名した会長の遠藤博信は、経団連、経済同友会と、廊下鳶よろしく"財界"を徘徊する倒錯ぶり。 小誌経営者問題取材班

事業改革は"周回遅れ" IHI「下方修正」常習の企業倫理 会計不祥事から12年――。依然として、「先の読めない」経営を続けるIHI。緊急登板から3年を経た満岡次郎社長だが、いまだ真っ当な企業統治は実現できないでいる。 ジャーナリスト 幅 耕平

狙いは"火葬場運営"の東京博善だけ 廣済堂「会社解体MBO」の三つ巴 既存株主を愚弄するような買付価格で始まった廣済堂のMBO(経営陣買収)。米系ファンドのベインキャピタルと組んだ現経営陣の前に現れたのは、かの村上世彰。さらには創業者・桜井義晃未亡人と監査役も反対を表明し、MBO頓挫は必至。一方で、同社が6割の株式を保有し、都心で火葬場を運営する東京博善を除いては、真っ当な資産はなく、会社は解体の道を転がり落ちそうだ。

JFE柿木社長「ミスター人事」の事なかれ人事 事業会社JFEスチール社長から持ち株会社トップに転じる柿木厚司。足元では製鉄所を巡るトラブルが頻発しているが、人事・労政しかしらない柿木では、JFEを覆う"事なかれ主義"の陰湿支配は解消されそうにない。 ジャーナリスト 須藤 建

日立に「スイス送配電事業会社」は御しきれず 昨年末、スイス重電大手ABBの送配電事業を買収した日立製作所。同社にとって、過去最高額のM&Aだが、プライドの高い同社を日立が御し切れるはずもなし......。 ジャーナリスト 誉田流作

"新旧長官の対立"で金融界に波乱 遠藤金融庁「森カラー払拭」の
怨念行政
急進改革で金融界を掻き回した末、スルガ銀行問題などで自爆し金融庁を去った前長官の森信親。後任長官の現職、遠藤俊英は「森路線の脱却」を進めるが、そこには森時代に冷遇された私怨も滲む。他方、森も懲りることなく、ヘッジファンドを立ち上げた元三井住友銀行副頭取で、安倍晋三の"お友だち"で知られる高橋精一郎らと共闘し、金融改革への妄執をたぎらせている。 ジャーナリスト 真野響介

「ツイッター中止宣言」で株価乱高下 ZOZO前澤友作「露出マーケティング」の副作用 女優・剛力彩芽と公然と交際し、月旅行計画をぶち上げ、自腹で1億円プレゼント......話題提供に事欠かないZOZO社長の前澤友作だが、1月末にツイッター投稿の休止を宣言した。自らを露出狂の如く、広告塔に仕立てるそのマーケティング手法の副作用は、徐々に本業に暗い影を落とし始めている――。 クリエイティブ・ディレクター 池本孝慈

企業研究連載

《連載》「職場ウオッチング」(17) モンテローザ ――ボーナス支給は「成績優秀者」だけ。社会の厳しさが学べる実力主義の現場 創業者の大神輝博会長兼社長がいまだ君臨する外食大手、モンテローザ。ブラック職場との批判はつとに知られるが、外部では"苦役"に従事した社員たちの評価は高い。その職場の実際とは......。 働き方改革総合研究所 新田龍

《連載》池本孝慈の"超"広告批評(18) 日清食品 とても残念な「大坂なおみ炎上広告」の本質 

《連載》 今月の怪文書――編集部に寄せられた告発文書を公開! 「酒に酔わせて婦女暴行」大手不動産の鬼畜管理職 編集部に寄せられたのは、会社が目を瞑る、セクハラ管理職による鬼畜の所業を告発する文書。しかも、そのような悪行に手を染めながら、会社側は昇格人事を発動する無道ぶり。

《連載》 シルエット・スキャンダル――VIPの語るに耐えない醜聞を影画で報告! 「ポンコツ旦那」を昇進させる上場企業の女性役員 一部上場企業の女性執行役員。男性役員たちとの"仲良し"ぶりを武器に出世街道をまっしぐら。一方、同じ会社に勤める夫は「何もしないポンコツ社員」としてつとに有名だったのだが――。

深層を抉るレポート「scopeZ」

暴走ゴーン事件の陰でオリンパス事件は"上告棄却" 森本特捜部「杜撰シナリオ」の原罪 容疑者逮捕から7年余り。オリンパスの粉飾決算事件がひっそりと幕を降ろした。当時、事件捜査を主導したのは、検察復活の"偶像"として持て囃される森本宏・東京地検特捜部長。しかし、そのシナリオは余りに杜撰で、ゴーン事件の行方にも影を投げ掛ける。 ジャーナリスト 大田和博

我田引水の水道利権を漁る"国際水メジャー"の仲間たち 麻生太郎と竹中平蔵が嗤う「水道民営化」の罠 昨年12月、審議が尽くされることなく成立した改正水道法。「水道維持に窮する地方のため」と詭弁を弄する一方、意気揚々と我が国に乗り込もうとしている仏ヴェオリアをはじめとする"水メジャー"は、先導役の竹中平蔵に加え、財務相・麻生太郎との利害関係を有していた――。 ジャーナリスト 時任兼作

"ポスト松井"に吉本芸人の声が―― 創価学会が怯える大阪維新「吉本の刺客」 「4月のダブル選もあり得る」――報道陣を前に、大阪都構想の住民投票に及び腰の公明を牽制した松井一郎大阪府知事。"大いくさ"の可能性も現実味を帯びる中、吉本興業を巡るある噂が......。 雑誌『宗教問題』編集長 小川寛大

Jトラスト藤澤代表「パチンコホール・ガイア」支援の泥沼 異形の金融集団、Jトラストを率いる藤澤信義氏が、パチンコホール大手のガイアとの関係を深めている。同社を巡っては昨夏、「益水増し」の告発文書が出回るなど、不穏な情勢が続く。"肩入れ"はどんな結末を迎えるのか――。 ジャーナリスト 高橋篤史

深層連載第18回 捜査当局こぼれ話 【東京地裁発】 ゴーン事件の対応で見えた裁判官のかけ離れた「市民感覚」
【ヤメ検情報】 日大第三者委にゴーン事件 どこか寂しいヤメ検の背中
【警視庁発】 相次ぐ道産子1課長就任 出世「南北対決」は北に軍配

袋とじ・連載 東京地裁開廷情報ピックアップ ――2018年1月11日~2月8日開廷の主な「民事訴訟」を一挙掲載(事件番号付き)

袋とじ企画 今月の信用情報――危ない企業情報をマル秘報告 ――曙ブレーキ工業(東証1部)、児玉化学工業(東証2部)。レオパレス21ほか

袋とじ企画 今月の一行情報――ちょっと早すぎるマル秘情報満載

ゴルフ・スポーツ

JGA配布の「新ルール小冊子」にゴルファー大混乱 今年から大幅に改正されたゴルフのルール。啓蒙に努めるべき日本ゴルフ協会が、混乱の元凶になっているという。どういうことなのか――。

新連載 タケ小山のゴルフ言いたい放題(1)

東京五輪ゴルフ「プレ大会」の欺瞞 都心から遠く離れた霞ヶ関カンツリー倶楽部での開催が決定した東京五輪ゴルフ。しかし、本大会のリハーサルというべき「プレ大会」が有名無実と化そうとしている――。「屋根裏のプロゴルファー」タケ小山が小誌新連載でゴルフ界の急所を突く!

ゴルフ場批評(18) 袖ヶ浦カンツリークラブ袖ヶ浦コース(千葉県) ルール改正にキャディが追い付かない「名門コース」

前田信吾"マエシン"のゴルフ場あれこれ(18) 雨でも水が跳ねない中山カントリークラブ(千葉県)は「関東随一の水はけの良さ」

玉木正之の今月のスポーツ批評(18) 英語を話すスポーツマンに驚く日本のメディアの情けなさ

ZAITENの「企業倫理」を問う

大正製薬「薬と勘違いさせる健康食品広告」はもはや企業体質 小誌では以前から大正製薬の、およそ製薬会社とは思えない健康食品の広告展開について問題視してきたが、「まだやっていたのか」とあきれるばかりのマーケティングを続けていた。

花王 食器洗い洗剤「たっぷり約4か月分」は誇大広告! 食洗機用洗剤「キュキュット」のパッケージ記載の「たっぷり約4カ月分」なる表示。しかし、どう考えても、その量は3カ月程度。そこで、花王にその根拠を聞いたのだが......。

NHK「相撲中継で流れる」無意味な速報テロップ 大相撲中継での出来事。玉鷲優勝の瞬間に画面上、電子音とともに突如現れたのは「玉鷲優勝」なるテロップ。中継を見ている視聴者は先刻承知のはずだが、どうしてこんな無駄なテロップが流れるのか――。

ネットマーケティング 婚活サイト「Omiai」動画は上場企業の広告に非ず! フェイスブック上に流れる婚活アプリの告知広告。しかも、その体裁は素人エロ動画の如き内容なのだが、そんな広告を展開するネットマーケティングは、こともあろうか上場企業だった――。

糾弾連載 新クレーマーズレポート(18) コストコ&オリコカード とても面倒でウンザリする「利用者無視の新規登録手続き」 初来店の客に長蛇の列を作らせ、買い物前から面倒な"会員登録手続き"を強いる倉庫スタイルのスーパーマーケット、コストコ。しかも、手続きの果てに待っていたのは、オリコカードの申し込みカウンター。いつになったら、買い物が出来るんだ!?

糾弾連載 新あきれた広報実話(18) 三菱商事 軽すぎ‼ 小誌取材に「判治孝之広報部長」の高笑い 小誌の取材申し込みに対して、質問状を受け取る・受け取らないで右往左往する三菱商事広報部。およそ大手企業とは思われない対応を、直接、判治孝之広報部長に問い合わせると......。

好評連載

巻頭連載 澤井健のZAITEN戯画(8) 細野豪志も加わった「二階俊博ベイビーズ」が永田町で今日も騒動を巻き起こす

新連載 ミスターWHOの「永田町奇談」(1) "小心"安倍晋三に金正恩と会う度胸なし 安倍晋三を知悉する匿名の永田町長老。張ったりだけの宰相の地金を暴く――。

佐高信の「新・毒言毒語」(5) 竹中平蔵を教授にした東洋大学の情けなさ

上杉隆の「予定"不"調和ニュース」(18) 新聞労連「首相官邸への抗議」に2つの疑問

古谷経衡の憂国コラム「ダマすワル・ダマされるアホ」(6) 「レオパレスに騙された」はバカの極み

〈元〉批評家・更科修一郎「時代観察者の逆張り思考」(18) ラジオに吹き溜まるサブカルチャーの敗残者たち

哲学者・適菜収の社会時評「読まずに言うなよ!」(18) 安倍信者の自己欺瞞はファシズムを招き寄せる
(エーリッヒ・フロム『自由からの逃走』)

外国人特派員記者インタビュー(18) 「バロンズ・アジア」元記者・ジャーナリスト

「ルーペ要らずの虫めがね」――小誌人気連載「プリーズ、虫めがね!」のスピンオフ 三菱UFJ本部から喫煙所が消えたワケ

月刊「芸能"裏"情報」(18) ――ワイドショー・女性週刊誌の舞台裏
「嵐休止会見」にNG媒体の週刊文春が出席できた理由 ほか

月刊「芸能"裏"情報」(18) ――ワイドショー・女性週刊誌の舞台裏
「嵐休止会見」にNG媒体の週刊文春が出席できた理由 ほか

国会議員秘書のヒショヒショ話(18) ――永田町秘書が「見た、聞いた、書いた」

著者インタビュー 竹信三恵子
『企業ファースト化する日本――虚妄の「働き方改革」を問う』

担当編集者の「自薦」ブックレビュー