ZAITEN 2020年6月号

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ZAITEN 2020年6月号
発売日:2020年5月1日

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特集1

ヤフーニュース
「メディア支配」の実態

昨年11月にはYahoo!Japanの親会社、ZホールディングスとLINEが経営統合、その後、両社の親会社のソフトバンクとNAVERの4社で経営統合に関する最終合意が発表された。合従連衡が続くウェブメディア界だが、超然とした立場を堅持するのがヤフー傘下の「ヤフーニュース」である。ヤフートピックスに掲載されると、通常メディアの100倍近いページビュー(PV)を集めるというから、各メディアにとって、その存在は無視できないどころか「絶対君主」といっても過言ではない。しかし、「1強」が及ぼした弊害はメディアの質を劣化させる毒として日本の言論空間を蝕んでいる――。

なぜ日本のウェブメディアは"芸能ネタ"ばかりなのか―― ヤフー「ウェブニュース劣化」の戦犯 長く日本のインターネット産業に君臨し、今や「日本最大のメディア」とさえ言われるヤフーニュース。だが、長く続いた「既存メディアの転用依存」体質が、日本のウェブメディア全体の質を下げ続けている――。 ルポライター 古川琢也

事実誤認記事で"炎上"した業者が破産―― ヤフーニュース「虚偽記事掲載」で企業が倒産 今やテレビなどの大マスコミにも多大な影響力を持つヤフーニュースだが、その影響力ゆえ、時には善良な業者への威力業務妨害となることもある――。 「働き方改革総合研究所」 新田 龍

組織・個人の内幕に迫るZAITEN REPORT

安倍官邸にかしずく主計局長の"次官昇格"に省内猛反発 亀仙人「太田充次官」誕生で財務省崩壊 森友問題での"慇懃答弁"で累進した主計局長の太田充。安倍官邸への忠勤から今夏の次官昇格が確実視される中、文書の改竄を強いられたノンキャリ職員の遺書が白日の下に――。かつての最強官庁は"組織崩壊"の様相を呈す。 ジャーナリスト 北野昌夫

前理事長の"女性醜聞"騒動で新体制が発足も―― GPIF「ロートル理事長」で消える年金 醜悪な内紛劇の末に瓦解したGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の経営体制。昨年巻き起こった理事長、高橋則広の女性スキャンダルの裏には、理事でCIO(最高投資責任者)だった水野弘道の関与も取り沙汰されたが、結果、ともにGPIFから事実上放逐されるに至った。そしてこの4月、高橋の後任理事長に就任したは、運用能力で見劣りする農林中央金庫の先輩、宮園雅敬。安倍官邸による公的年金160兆円の "財布"化はさらに進むばかりだ――。 ジャーナリスト 蜷川幸三

買収防衛策策定の陰で"アクティビスト"にも触手 IRジャパン「物言う株主」招くマッチポンプ商法 いまや日本企業の買収防衛の"指南役"として企業関係者に知られるIRジャパン。相次ぐアクティビストの出現を奇貨に業績を拡大中の同社だが、そのビジネスを巡っては「利益相反」の疑いも浮上している。"企業防衛"を旨とするIRジャパンのビジネスの実情とは――。 ジャーナリスト 立花 馨

コロナ禍をモノともしない株主提案で「サン電子」解体へ 新型肺炎禍の最中の4月8日、香港のアクティビストファンド、オアシス・マネジメントの要求が臨時株主総会で可決したジャスダック上場のパチンコ関連機器メーカー、サン電子。待ち受けるのは会社解体か――。 ジャーナリスト 涼風正見

東芝機械で"一敗地"の陰に日経ビジネスの御用記者 村上世彰を贔屓で引き倒した「日経記者」 能弁、雄弁、多弁はこの"物言う株主"の代名詞と言える村上世彰。だが、それもマスコミの拡散があっての物種。ただ、記者が提灯を持つとなると話が違ってくる。しかも、その背後には日経BPのお家事情まで。 本誌市場問題研究会

本田宗一郎の"創業の理念"を一掃する― ホンダ社長・副社長の「エンジニア粛清」支配 米GMとの一段の関係強化を発表したホンダ。創業以来の"孤高"の経営を捨て去った格好だが、ともに中国事業出身である社長の八郷隆弘と副社長の倉石誠司は事務系支配の強化に血道を上げる。 ジャーナリスト 吉岡純次

【連載】新あの人の自宅 ホンダ 八郷隆弘社長 & 倉石誠司副社長 中国赴任時には立場が逆だったというホンダの八郷社長と倉石副社長――。しかし、今もトップとナンバーツーとはいえ、いまも倉石が八郷を振り付ける役回りなのだとか。その関係は自宅にも表れている......?

市場も見捨てる会長・社長の"頑迷固陋" 中国電力「今さら原発」の会長・会長アナクロ経営 一見、安定した経営状態に見える中国電力。しかし、関西電力の猛攻を受け、エリア内の大口顧客を奪われている。自由化で競争がさらに激化する中、苅田知英会長と清水希茂社長の2トップが縋るのが島根原発の再稼働と石炭火力というのだが......。 ジャーナリスト 幅 耕平

新型コロナ禍で重度の経営不安が加速―― 個人投資家を直撃する「ソフトバンク崩壊」 4月13日、実に1兆3500億円もの営業赤字を発表した孫正義率いるソフトバンクグループ。昨年来より「ソフトバンク倒産」の可能性を言及していた識者が"問題経営"の本質を語る――。 政治団体「オリーブの木」代表 黒川敦彦

《連載》「職場ウオッチング」(31) みずほ銀行 いまだ「和式便所」だけの支店も...あらゆる面で"遅れている"メガ銀の現場 1万9000人の大量"首切り"を予定するみずほフィナンシャルグループ。その中核、みずほ銀行の職場はどうなっているのか――。 働き方改革総合研究所 新田龍

《連載》池本孝慈の"超"広告批評(32) THEO(テオ)新型コロナに便乗する狡猾な「悪質」広告

《連載》今月の怪文書――編集部に寄せられた告発文書を公開! 出身企業の威光を笠に着る「地方名門ゴルフコース」の理事長

《連載》シルエット・スキャンダル――VIPの語るに耐えない醜聞を影画で報告! 超大物財界人に「コロナ感染」疑惑

深層を抉るレポート「scopeZ」

復配後わずか4期で配当16 億円を受け取った創業者 リソー教育・岩佐会長「株式分割」の錬金術 自社の株価に敏感なのは経営者の常だが、東証一部上場のリソー教育の創業会長、岩佐実次の場合は少し様相を異にするようだ。2004年以降の株式分割では常に、情報開示約1カ月前からなぜか株価が急騰。その恩恵を最も受けたのは、他ならぬ会長自身だった――。 ジャーナリスト 大田和博

ポスト安倍から"落伍"するのか―― "落ち目"の菅義偉「10万円給付」で"岸田潰し"の計 側近議員の相次ぐ失脚で、その凋落ぶりが目立つ官房長官の菅義偉。コロナ対応でも幅を利かすのは官邸官僚という有り様だ。そしてその軽重が問われるのが、菅自身が積極的な介入を続けてきた沖縄。6月に控えた沖縄県議選での必勝に邁進しているという。そんな中、コロナ禍を巡り、公明党が「1人10万円給付」を安倍政権に突き付けたのだが......。 ジャーナリスト 余田新作

"異形の金融人"藤澤信義に暗雲か― Jトラスト「アジア投資」が逆噴射の危機 金融、不動産、アミューズメントと事業領域を拡大し続けてきた東証2部上場企業のJトラスト。とりわけ、近年注力していたのが東南アジアでの金融事業だったが、風雲急を告げる状況のようだ。 情報サイト「アウトサイダーズ・レポート」主宰 半田修平

安倍官邸に魅入られた外客誘致の"イデオローグ" インバウンド「お雇い英国人」の評判 コロナ禍で一気に消え失せた訪日外国人観光客。しかし、それまでは空前のインバウンド需要が到来。そこで俄かに注目されるのが米ゴールドマン・サックス出身のデービッド・アトキンソンなる英国人だが、その評判は......。 本誌政策問題取材班

税務申告されていない暗号資産の課税所得に国税当局が虎視眈々 ビットコイン「瞬間億り人」襲う厳格課税 ビットコインなど、「仮想通貨」と呼ばれた暗号資産が高騰し、仮想通貨成金を生み出したのも今は昔。その後、雨後の筍の如き多くの暗号通貨群が暴落、泡沫の夢と消えた。だが、国税当局は厳格課税で臨む方針。今後は破産者すら現れそうな気配だ――。 ジャーナリスト 大田和博

ミクシィ「競輪リゾート」開発の"銭失い" いまやオンラインゲーム「モンスターストライク」に経営が完全依存したミクシィ。同グループが岡山・玉野競輪場に進出するというが......。 ジャーナリスト 横関寿寛

深層連載第32回 捜査当局こぼれ話 【裁判所発】 コロナ「3密研修」を強行未遂 最高裁がまた"非常識対応"
【法務省発】 着任日前日の「異動凍結」前代未聞の暴挙のワケは?
【警視庁発】 コロナ感染相次いでも意識の低い警察官と担当記者

袋とじ連載 東京地裁開廷情報ピックアップ ――2020年3月11日~4月10日開廷の主な「民事訴訟」を一挙掲載(事件番号付き)

袋とじ連載 今月の信用情報――危ない企業情報をマル秘報告 ――ぴあ 他

袋とじ連載 今月の一行情報――ちょっと早すぎるマル秘情報満載

特集2 人命より銭金の東京オリンピック

放送権料に血道を上げる"人命軽視"の国際五輪マフィア 東京五輪「コロナ延期」IOC・電通の"銭ゲバ" 辛くも来年に延期が決まった東京五輪。しかし、新型肺炎禍の世界的拡大はとどまるところを知らず、来年夏の開催の確証はどこにもない。そんな陰で、我が国を翻弄しているのは国際五輪委(IOC)、そして電通の"果てしなき強欲"である――。 ジャーナリスト 有馬孝一郎

《連載》玉木正之の「今月のスポーツ批評」(32) 東京五輪1年延期は北京冬季五輪より先に開きたいから?

強欲に「消費」されるパラリンピック 金儲けのイベントに堕すことが危惧されるパラリンピックの現状とは――。 ジャーナリスト 田中圭太郎

ゴルフ・スポーツ

青木功会長シンパの理事が揃って再任 JGTO「シャンシャン社員総会」に疑念 選手たちによる"クーデター"も予想されたJGTO(日本ゴルフツアー機構)の社員総会だったが、蓋を開けてみると、何らの波風も立たぬ静かなうちに幕を閉じた。だがその裏には......。 ゴルフジャーナリスト 宮崎紘一

タケ小山のゴルフ言いたい放題(15) 米国PGAツアーと違い補償されない日本のプロゴルファー

ゴルフ場批評(32) 東京ゴルフ倶楽部(埼玉県) 外国人設計者の"主張"より「名門」ゆえの"敷居の高さ"

前田信吾"マエシン"のゴルフ場あれこれ(32) 会員権相場が下がったのでたまらず買ってしまいました! 名匠の代表作「大洗GC」

ZAITENの「企業倫理」を問う

子どもや老人を狙う「明治の宅配」特約店の野放図営業をワザと放置 明治「R-1はコロナに効く!?」の
悪辣"便乗"営業
新型コロナウイルスで混乱する一般家庭に残された学校閉鎖中の子どもや独居老人に「コロナに効く」と新聞広告を見せながら乳酸菌ヨーグルト「R-1」を売り歩く"明治の営業マン"がいるらしい――。 本誌企業倫理取材班

これを"マッチポンプ"と言わずに何という―― 朝日新聞社新型コロナに便乗する通販ビジネス 世界中で猛威をふるう新型コロナウイルス禍。これを"奇貨"とばかりに、ひと儲けしようとする企業の倫理は厳しく問われるべきだが、それが日本を代表する新聞社の所業とは言語道断である――。 本誌企業倫理研究班

《糾弾連載》新クレーマーズ・レポート(32) 東建コーポレーション 「緊急事態宣言」でもマスクを付けずに"ピンポン営業"の危機意識 コロナ禍で在宅勤務中の人々を狙いマスクも付けずに"ピンポン営業"をして回る東建コーポレーションの営業マンたち。本部は社員に「自粛」を指導しているというのだが......。

フコク生命 新型コロナ状況下で「3密」新聞全面広告のナゼ? コロナ一色となった3月末、新聞に掲載されたフコク生命の「3密」広告写真。マスクも付けずに大丈夫か?

日本テレビ
コロナ危機で"社内封鎖"でも「24時間テレビ」をやめないアホ社長
3月23日の定例記者会見で「『24時間テレビ』は絶対やめない!」と豪語した日テレの小杉善信社長。しかし、その数日後、コロナで日テレ本社が"社内封鎖"状態に――。「見直し」はあるのか?

《糾弾連載》新あきれた広報実話(32) 明治 緊急事態宣言でも「FAXのやり取り」を強要 緊急事態宣言でリモートワークになるため、メールでの取材対応を希望した本誌記者。ところが、大手企業であるはずの明治の広報担当はFAXでのやり取りに固執。広報のメールアドレスもあるのに、なぜなんだ!?

好評連載

人気巻頭連載 澤井健のZAITEN戯画(22) 安倍晋三を弄ぶ「西太后」小池百合子

佐高信の新毒言・毒語(19) 安倍晋三&昭惠 ――日本を破滅に追い込む「ワレナベにトジブタ」カップル

古谷経衡の憂国コラム「ダマすワル・ダマされるアホ」(20) ――コロナ出版不況に"デマ本"をまき散らすアホ

〈元〉批評家・更科修一郎 時代観察者の逆張り思考(32) ――リベラルはノンポリに踏み絵を強いる

哲学者・適菜収の「個人tekina体験」(12) ――新型コロナ禍で世界に拡散した安倍晋三の「ウソつき体質」

上杉隆の予定不調和ニュース(32) ――コロナニュースでわかる日本の"素顔"

岡田憲治・専修大学教授の「所詮、政治はゼニとカネ」(8) ――「ゼニカネ」を舐めると自公連立政権は終焉する

外国人特派員記者インタビュー(32) ――米科学誌『サイエンス』デニス・ノーマイル特派員

「ルーペ要らずの虫めがね」 ――"屋根裏"のあの人が「アニサキス」で七転八倒

国会議員秘書のヒショヒショ話(32) ――小池劇場"第二幕"開幕

著者インタビュー 岸本聡子『水道、再び公営化!欧州・水の闘いから日本が学ぶこと』
――安倍政権と外資が結託する売国の「地域窮乏化政策」