ZAITEN 2020年9月号

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ZAITEN 2020年9月号
発売日:2020年8月3日

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特集1

アベ友の末路 逃げる者、それでも縋る者......

第二次政権発足から7年半余り。「一強」を誇ってきた安倍政権の"命脈"が尽きようとする今、その一強に与してきた者たちはどうなっているのか。安倍晋三を操ってきた首相補佐官の今井尚哉を頼みに、霞が関で我が世の春を謳歌してきた経産省。御身大事と官僚たちが官邸に転び、組織の結束を毀損した財務省。公共放送にありながら、政権に媚びへつらい続けるNHK。そして、安倍本人を崇め奉る倒錯したネトウヨの世界――。それらアベ友たちには"因果応報"の末路が用意されているようだ。

「今井尚哉―新原浩朗」ラインに省内も反発 安倍政権下の最強官庁「経産省」内ゲバの自壊 首相補佐官の今井尚哉を筆頭に「官邸官僚」を送り出し、安倍政権下で我が世の春を謳歌してきた経産省。しかし、コロナ対策での失策で一気に暗転。それどころか、深刻な内部対立も惹起し、他省庁は反旗を翻そうとしている。 ジャーナリスト 蜷川幸三

"アベの手下"太田次官誕生の陰で 財務省「ポスト安倍人事」の衝撃 安倍政権下の霞が関で打ち続いた経産省の"一強支配"。財務省もその軍門に下った末、次官には森友問題で身を挺した太田充が昇格した。しかし、今夏の人事で「安倍政権後」を見据えた人事が発動されていた――。 ジャーナリスト 三年坂 登

前田晃伸会長が恐れる"籾井勝人の来た道" NHKがひっそり「脱安倍シフト」 安倍政権誕生以降、「官邸ベッタリ」に邁進してきたNHK最高幹部たち。政権に逆風が吹き荒れる中、いまだ安倍一派も健在だが、密かに"異変"が訪れようとしている。 ジャーナリスト 余田新作

コロナ禍中も安倍晋三は『Hanada』に登場! 安倍礼賛続ける「ネトウヨ論壇」の原理 コロナ禍対応を巡る安倍政権の無策ぶりに、保守系言論人の間にも広がったかに見えた"安倍批判"。ところが、雀百まで踊り忘れず......。ネトウヨメディアの論調は依然、「安倍礼賛」を続けるばかり。そこには倒錯した感情が横たわっていた――。 ジャーナリスト 梶田陽介

組織・個人の内幕に迫るZAITEN REPORT

重工、銀行、商事、電機......各社で"異常事態" 三菱グループ「総崩れ」の惨状 戦後、「ニッポン株式会社」を体現してきた三菱グループ。しかし、三菱重工、三菱UFJ銀行、三菱商事の「御三家」をはじめ、主力企業で今、異変が起こっている。旧態依然の病理に加え、新たな火種を抱えているのだ。かつての"最強の企業集団"の現在を検証する。 ジャーナリスト 幅 耕平

【連載】新あの人の自宅 三菱電機 杉山武史社長 & 伊藤泰之専務 かつては、報酬1億円以上の役員が20人以上を記録した三菱電機。しかし、近年はパワハラを原因としたと思われる社員の自殺が相次ぐ。人心の荒廃に覆われた同社の2トップの自宅とは......。

切羽詰まった当局が「第4のメガバンク構想」に便乗 金融庁が北尾SBIに縋る「ヤバい地銀」掃討作戦 金融庁と、北尾吉孝率いるSBIホールディングス。かつては反目し合った両者だが、ここにきて経営が厳しい地銀の再編・淘汰を巡り共闘する関係に――。その陰には同庁OBの天下り先提供も絡みつき、金融行政から腐臭が漂おうとしている。 ジャーナリスト 真野響介

中西宏明会長が"途中退場"して...... 経団連セミナーの陰で「中西後継」謀議 7月16日の夏季セミナーの当日、病院に"とんぼ返り"した経団連会長の中西宏明。主不在で進んだセミナーはもちろん空転。しかし、その陰では「中西退任後」を巡る魑魅魍魎が......。 ジャーナリスト 大宮隆明

距離を取る子会社トップを追い込む―-- セゾン子会社人事に「林野支配」終焉の予兆 可愛さ余って憎さ百倍――。クレディセゾンの絶対君主、林野宏会長はまさにその心境なのか。一見、何の変哲もない子会社のトップ人事だが、背景には同社の抱える長期支配の弊害が透ける――。 ジャーナリスト 中山雄二

職員から噴き出る不満の声 西武信金に現れた「みずほOB」の専横 昨年5月に金融庁より業務改善命令を受け、抜本的な改革に取り組んできた西武信金。その陣頭指揮を執っていた御仁だが、そのやり方に問題が......。 ジャーナリスト 坂田拓也

JR東日本がJR北海道に送り込んだ「新会長」の強面 6月、経営危機が続くJR北海道の会長に就任した元JR東日本常務の田浦芳孝。前職がビューカード社長だったため、JR北のIT化を牽引されるとの評だが、JR東会長の冨田哲郎が白羽の矢を立てた、本当の理由とは......。 ジャーナリスト 青木 明

東証一部リログループ「大型海外M&A」に深まる疑念 本誌企業会計問題研究会

アコーディア「ゴルフ場買い戻し」に物言う投資家が異議 ジャーナリスト 涼風正見

《連載》「職場ウオッチング」(34) JT  タバコ離れ社員が増加も上層部に「危機意識」は希薄 働き方改革総合研究所 新田龍

《連載》池本孝慈の"超"広告批評(35) 幻冬舎 自己啓発セミナー的「洗脳」CM

《連載》シルエット・スキャンダル――VIPの語るに耐えない醜聞を影画で報告! 女性秘書を"偏愛"する大企業の一強トップ

深層を抉るレポート「scopeZ」

"当選"を優先したための大きな代償 日本医師会・中川新会長が「短命」で終わるワケ 新型コロナウイルスの感染拡大などお構いなしで、激しい選挙戦を繰り広げた全国17万人の医師集団、日本医師会。4期8年を務めた横倉義武を破り、新人会長に就任した中川俊男だが、すでに1期2年で退くことが既定路線となっているという。なぜなのか――。 ジャーナリスト 富井椰子香

特捜部のシナリオ捜査「文科省汚職事件」の真相 特捜部暴走「文科省汚職局長」息子は東京医大の合格ラインだった 事件発覚から2年を経てようやく始まった文科省局長の汚職事件公判。佐野太被告が東京医大に便宜を図った見返りに、大学側は息子を不正合格させたとされる贈収賄事件だが、ここにきて東京地検特捜部の"こじ付け"に満ちた杜撰なシナリオが白日の下に......。 ジャーナリスト 大田和博

警視庁捜査2課"再稼働"後に狙う「2つの事件」 ジャーナリスト 杉原耕作

"社主家廃止"の陰でガバナンスに新たな懸念 朝日新聞株主総会「テレビ朝日元会長」が経営陣質す異常事態 3月に死去した村山美知子社主の持ち株を継承する香雪美術館。株主総会では、その理事長を務める元専務でテレビ朝日元社長・会長の広瀬道貞氏が現経営陣を質す異常事態に。美知子社主に仕えた元記者が、著書とともに警鐘を鳴らす。 ジャーナリスト 樋田 毅

日テレ系の名門テレビ局で何が―― 山口放送「追放取締役」が怒りの告発 山口県の老舗民放局、山口放送。同局で現役役員が会長、社長らを内部告発するという挙に出た。その怒りの声は株主総会で闇に葬られた格好だが、社長らが絡む21年前のCM不正が蘇ろうとしている。 ジャーナリスト 丸山 昇

フジテレビ コロナ禍に乗じた「中国礼賛」番組の舞台裏 ジャーナリスト 時任兼作

深層連載第35回 捜査当局こぼれ話 【検察庁発】林氏"復活"で検事総長後任候補の辻氏に黄信号
【広島地検発】 まるで「隣国の検察官」記者相手に政権批判
【警視庁発】 河井夫妻買収事件の裏で燻る検察への不満

袋とじ連載 東京地裁開廷情報ピックアップ 2020年6月11日~7月10日まで

袋とじ連載 今月の信用情報――危ない企業情報をマル秘報告 ――ワイズテーブルコーポレーション、RVH 他

袋とじ連載 今月の一行情報――ちょっと早すぎるマル秘情報満載

特集2

まだ続けるのか!?
「甲子園」高校野球

新型コロナウイルス禍に見舞われた今年、第102回全国高等学校野球選手権大会、いわゆる「夏の甲子園」が戦後初の中止に追い込まれた。しかし高野連は6月になって突如、「春の選抜」に出場予定だった32校を招聘して、各校1試合の交流試合を8月10日から行うことに......。その右顧左眄ぶりもさることながら、そもそも夏の甲子園は、炎天下に高校球児を晒し試合を強行すること自体に年々疑問の声が高まっていた。しかし、球児や応援団を死に追いやりかねない状況に、高野連や夏を主催する朝日新聞社は何ら有効な手立てを講じていない。この夏こそ、甲子園の存在意義とあり方を、改めて問い直すべきだ――。

「炎天下の試合」はコロナより危険...... 球児が死ぬまで変わらない
「灼熱地獄」の甲子園
オリンピックすら延期になったコロナ禍で、センバツ代替大会を実施する本当の意味とは何か。その矛盾に満ちた枠組みを眺めると、高校野球が高校球児のために存在していないことは一目瞭然である――。 本誌特集班

モーレツ特訓が招く選手の"故障"と"社会不適合" 高校球児の未来を蝕む「甲子園という病」 本来、高校の部活動の全国大会に過ぎない高校野球。しかし、戦後、国民的スポーツイベントに昇華した甲子園は、その重圧から高校球児たちの将来に暗い影を投げ掛けている――。 ジャーナリスト 氏原英明

外国人記者が驚く「不思議な甲子園」 新聞社では「タバコ」と「賭博」ネタがなかったことに――。 ジャーナリスト ジェイク・アデルシュタイン

現場記者が見た「イマドキ」の高校球児たち 丸刈り、泥んこ野球、野球部の奇妙なしきたりの数々は、すべて"コスプレ"なのか――。 野球部研究家 菊地高弘

ゴルフ・スポーツ

プロゴルファー・松山英樹はホントの"アホ"か!? ゴルフ問題取材班

タケ小山のゴルフ言いたい放題(18) ゴルフ大会の「運営見直し」は急務

ゴルフ場批評(36) スカイウェイカントリークラブ 特長が消えゆく世界の名ホール「寄せ集め」コース

前田信吾"マエシン"のゴルフ場あれこれ(36) "西に淡輪あり"に偽りなし
大阪ゴルフクラブの絶景を堪能されたし

玉木正之の今月のスポーツ(35) 「東京五輪」中止なら「北京冬季五輪」も中止!
"今後"を示唆するIOC古参委員の発言

ZAITENの「企業倫理」を問う

《糾弾連載》新クレーマーズ・レポート(35) セントラルスポーツ 「クラブ内でのマスクは任意」で営業を再開する倫理観 コロナ禍で「マスク着用」は絶対外せないマナーになりつつある。そんな中、緊急事態宣言解除後に営業再開になったスポーツクラブで「マスク着用が任意になっている」「入館時の体温チェック」もないとの読者からの情報提供が......大丈夫か?

ヨドバシカメラ「在庫がない」商品カードを並べていても知らんぷり 売り場に陳列されている商品カードには、「こちらのカードをカウンターまでお持ちください。すぐに商品をご用意致します」と書いてある。しかし何回カードを持っていっても、在庫がないと言われる。ワザとか?

エスビー食品「国産熟成ビーフ」は不当表示か? 「国産熟成ビーフのデミグラスハッシュドビーフ」という商品。しかし原材料名に「牛肉」などは見当たらず、「牛脂豚脂混合油脂(国内製造)」とあり、どこにも「牛肉」の文字が見えない。不当表示の可能性があるのでは?

《糾弾連載》新あきれた広報実話(35) ヨドバシカメラ「3日間まったく繋がらない代表電話」

好評連載

人気巻頭連載 澤井健のZAITEN戯画(25) 安倍夫妻の「タイタニック沈没」

古谷経衡の憂国コラム「ダマすワル・ダマされるアホ」(23) ――小池百合子に騙されるアホな「意識高い系」

〈元〉批評家・更科修一郎 時代観察者の逆張り思考(35) ――黒船を攘夷する出版業界のクールジャパン

哲学者・適菜収の「個人tekina体験」(15) ――「売国奴」安倍晋三は上納金と国土をプーチンに献上した

上杉隆の予定不調和ニュース(35) ――『N.Y.タイムズ』はなぜ日本ではなく韓国を選んだのか?

岡田憲治・専修大学教授の「所詮、政治はゼニとカネ」(11) ――野党代表の教養センスを露呈した「宇都宮餃子」炎上

外国人特派員記者インタビュー(35) ――米ABCニュース アンソニー・トラタ東京支局長

「ルーペ要らずの虫めがね」 ――株主総会会場整理で思わず「エアスイング」しちゃったゴルフ好き社員

国会議員秘書のヒショヒショ話(35) ――幸之助翁も嘆いている

著者インタビュー 石戸 諭『ルポ 百田尚樹現象』
――コロナ危機で増殖を続ける「百田尚樹的」ポピュリスト