ZAITEN 2019年3月号

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ZAITEN 2019年3月号
発売日:2019年2月1日

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特集

大分キヤノンを巡る「脱税事件」から10年 キヤノン御手洗冨士夫
「帰ってきた悪友」

大分のキヤノン新工場建設を巡る脱税事件から10年――。法人税法違反で逮捕されたのはコンサルティング会社、大光の社長だった大賀規久だった。そして、大賀の"刎頸の友"だったのがキヤノン総帥の御手洗冨士夫、その人に他ならない。事件当時、経団連会長だった御手洗の私生活も含めた大賀との蜜月ぶりに疑惑の目が向けられたものの、結局、脱税事件は大賀周辺にとどまり、時の「財界総理」を追い詰めるには至らなかった......。そんな記憶も風化する中、事件の当事者が復活、しかも、御手洗がいまだ会長として君臨するキヤノンを相手に地元・大分で復活を遂げているという。経団連名誉会長の"悪縁"に再び疑惑の視線が――。

【袋とじ企画】新あの人の自宅 キヤノン 御手洗冨士夫会長 & 真栄田雅也社長 の自宅拝見 かつて、自社の大規模工事を舞台に財界を揺るがす巨額脱税事件を引き起こした"悪友"に対して、いまだにキヤノンで飯を食わせているとの疑惑が燻る"モラルなき老害経営者"御手洗冨士夫会長と、独裁に目を背け、野放しにしているイエスマン真栄田雅也社長のご自宅はいかに――。

組織・個人の内幕に迫るZAITEN REPORT

日英両政府を敵に回した財界総理の"原発の火遊び" 日立・中西「痴人の夢」の後始末 英国での原発建設計画を"凍結"した日立製作所。経団連会長を務める中西宏明会長の肝煎りプロジェクトの頓挫に日英当局は怒り心頭。日本経済などどこ吹く風、我が身可愛さに溺れる財界総理が馬脚を露した――。 ジャーナリスト 蜷川幸三

二線級の三毛を"捨て駒のFG社長"に次期後継候補を溺愛 三菱UFJ・平野
「まやかしのトップ交代」
昨年末、代表権を返上した上で4月に三菱UFJフィナンシャル・グループ会長に就任することを発表した平野信行FG社長。三毛兼承BK頭取を後継に据えたが、その腹は平野改革の事後処理。本命はFG副社長に抜擢する亀沢宏規専務だ。 ジャーナリスト 真野響介

パイロット出身トップでも"謝罪"には頬被り JAL飲酒不祥事「植木会長の責任」を問う JALの地金を再び見せつけたパイロット、CAによる飲酒不祥事。傀儡の赤坂祐二社長だけが矢面に立つ一方、いまやJALの首領となったパイロット出身の植木義晴会長は一向に記者の前に現れることがない。許されるのか。

前・三菱商事代表取締役が"新天地"で悲運 アシックス広田社長「解任」へのラストラン 丸の内サラリーマンから老舗のスポーツメーカーへ。ドラマのような転身劇から1年も経たないうちに、三菱商事代表取締役常務からアシックス社長に転じた広田康人に暗雲が......。その源はワンマン会長の尾山基、その人だった。 ジャーナリスト 幅 耕平

孫正義へ米トランプ政権からの"ビッグなプレゼント" ソフトバンク「通信障害」の陰に米中通信戦争 昨年12月6日、日本を突如パニックに陥れたソフトバンクの大規模通信障害。単なる「事故」と結論づけた日本政府とソフトバンクだが、背景には米中の覇権争いが――。 ジャーナリスト 時任兼作

門外漢の"グダグダ広報"で正常化の道遠し レオパレスを仕切る「電通出身役員」の前歴 相次ぐ不祥事発覚で企業価値を棄損し続ける賃貸アパート大手のレオパレス21。電通から役員を招き広報態勢を一新したものの、頼みのCM放映を再開するメドは一向に立たない。

経団連副会長を輩出する三菱の"バカ殿"企業 三菱電機「不祥事会見丸投げ」の見識 都内の貸会議室で開かれた不祥事会見。開催したのは三菱電機の完全子会社、トーカン。しかし、親会社は役員を派遣することもなく、子会社トップたちは記者の追及を前に右往左往。 ジャーナリスト 嵯峨継彦

みずほ佐藤会長に「JR東海・葛西名誉会長」がお冠 新年の財界賀詞交歓会でそそくさと会場を後にしたみずほフィナンシャルグループの佐藤康博会長。その理由は、「ある発言」がJR東海の"上皇"こと葛西敬之名誉会長のお勘気を被っていたからだった......。 ジャーナリスト 吉本俊尚

みずほ「週刊現代で勘違い発言」の広報出身支店長 いまや老人雑誌の趣となった「週刊現代」で始まった新連載「伝説の銀行支店長たち」。その初回に登場した東京中央支店の奥山誠一執行役員。出るわ、出るわの唯我独尊発言。読まされる側がドン引きするほど。 ジャーナリスト 天外龍大

企業研究連載

《連載》「職場ウオッチング」(16) 日本政策投資銀行 好待遇だが「超・男社会」 プロジェクト・ファイナンスを中心にリテール部門を持たない政府系金融機関、日本政策投資銀行。専門職能が仕事に励む、一見、ホワイト職場だが、行内には正社員、契約・派遣等の歴然たるカーストが存在する。とりわけ、女性職員には活躍の場が乏しいという。 働き方改革総合研究所 新田龍

《連載》池本孝慈の"超"広告批評(17) 西武そごう 企業理念が感じられない「新春炎上広告」

袋とじ 今月の怪文書――編集部に寄せられた告発文書を公開! ハイヤー運転手を虐める「元大手証券役員」 編集部に寄せられたのは、ハイヤー運転手へのパワハラが日常茶飯事の金融法人会長の悪行。被害者を鬱に追い込む男に公益団体トップの資格ありや――。

袋とじ シルエット・スキャンダル――VIPの語るに耐えない醜聞を影画で報告! 韓国に現地妻!? 巨大企業の新社長 4月人事で社長への就任が予定される御仁は"好色"で韓国妻を囲っていることでも有名という。しかし、スキモノが重職に就くのは同社の伝統らしく......。

深層を抉るレポート「scopeZ」

軽薄CPと不倫キャスターの"ダブルパンチ" テレビ朝「報ステ」破滅へのバンザイ三唱 自壊現象が続くテレビ朝日の看板番組「報道ステーション」。早河洋会長による異例の抜擢でチーフプロデューサーに就いた桐永洋氏だが、軽薄路線で視聴率は低迷。スポンサーの離脱も囁かれる中、年末の打ち上げでは"大ハッスル"の奇行に及んでいた......。お笑い芸人・ウッチャンの不倫妻、徳永有美アナの報道番組における"適格性"も含め、暗雲が垂れ込めている。 ジャーナリスト 濱田博和

2月に始まる「180人リストラ」を前に... 産経新聞「横暴ロートル幹部」に若手が流出 小誌でもたびたび報じてきた産経新聞の経営危機問題。2月18 日からは51歳以上を対象に希望退職者を募集する。そんな状況の中で若手の流出が止まらないのは必定だが、安倍官邸と近しい編集幹部はそれでも部下たちに"横暴"を強いる転倒ぶり。 ジャーナリスト 出雲 久

「EIE高橋治則」の元側近が詐欺逮捕の零落 バブル期にEIEグループを率いた故・高橋治則氏の側近、河西宏和氏(嘯月美術館理事長)が1月、リクルート株の売買を巡る詐欺容疑で横浜地検に逮捕された。亡きバブル紳士を中心にした人脈は壊滅状態だ。 ジャーナリスト 高橋篤史

生徒への"注意喚起"と言い張る 個別指導塾・名門会「セクハラ疑惑」 成績アップを目指し、夏休み返上で学習塾に通い始めた高校1年生の女子生徒が講師に体を触られた。その上、塾の酷い対応に本人の精神的苦痛は増し、両親の訴えも葬られた。 ジャーナリスト 神田 涼

トランプへの"手土産"に血税を大盤振る舞い 菅義偉が嵌る「馬毛島160億円買収」の因縁 米空母艦載機の離発着訓練の最有力候補地ながら、防衛省と地権者の確執から、これまで取得が遅々として進まなかった馬毛島。ここにきて160億円の破格の売却が決まったというが......。 ジャーナリスト 織田裕邦

日本医師会・横倉会長「欲張り村のタヌキ親父」 医療界の積年の課題だった「消費税転嫁問題」。医療界の最高実力者、日本医師会の横倉義武会長の肝煎りで一応の解決を見たが、病院会を中心に不満が燻る。安倍政権と連なる医療界首領の地顔とは......。 ジャーナリスト 富井椰子香

深層連載第17回 捜査当局こぼれ話 【検察庁情報①】 稲田総長に不安の声「無理するな」の消極姿勢
【検察庁情報②】 ゴーン事件の行方にも影響するポスト総長人事
【警視裏話】「一国一城の主は嫌だ」敬遠される署長ポスト

袋とじ・連載 東京地裁開廷情報ピックアップ ――2018年12月11日~2019年1月10日開廷の主な「民事訴訟」を一挙掲載(事件番号付き)。

袋とじ企画 今月の信用情報――危ない企業情報をマル秘報告 ジャパンディスプレイの経営危機に見舞われる官民ファンドINCJほか。

袋とじ企画 今月の一行情報――ちょっと早すぎるマル秘情報満載

玉木正之の今月のスポーツ批評(17) 再燃する東京五輪贈賄疑惑は「仮想通貨」の発行ですべて解決?

対談・インタビュー

望月衣塑子記者は「参院選不出馬」宣言 官邸が忌み嫌う記者が暴く「安倍政治の嘘八百」 強引な政治運営を続ける安倍政権。安倍晋三首相、菅義偉官房長官以下、政権中枢による場当たり的な発言・答弁は枚挙に暇がない。そんな中、安倍官邸が忌み嫌い、そして恐れる朝日新聞出身の南彰記者と、東京新聞の望月衣塑子記者が共著を上梓した。題して『安倍政治 100のファクトチェック』(集英社新書)。"言霊"を侮る政権について、二人がその実像を語り合う――。

相澤冬樹「森友事件スクープ記者がNHKを辞めた理由 安倍官邸との過剰な"馴れ合い"に支配された報道が目に余るNHK。その歪んだ現状を「森友学園」問題を取材した元・公共放送記者が語る――。

毎日新聞・日野行介記者「福島原発事故『除染』問題 国の"詐術"の核心」 福島第1原発事故の後に実施されていた除染は「完了」したという国。しかし真実は嘘と詭弁に隠され、何の問題も解決されていないのが実情だ――。

ZAITENの「企業倫理」を問う

JCBカード「嵐・二宮が病院で悪ふざけ」CMに問題あり 病院のストレッチャーに乗って騒ぎ立てる人気アイドルグループ「嵐」の二宮和也。病院でもクレジットカードが使えることを告知するJCBのテレビCMだが、医療現場で悪ふざけする内容を放送する同社の倫理性とは......。

ソフトバンク「通信障害で6万円差し上げます」の真相 12月、謎の通信障害に見舞われたソフトバンクが、解約を申し出た契約者に「6万円」の割引をエサに引き留めを図っていた――こんな情報がネット上に溢れたが、当のソフトバンクはどう答えるのか。

岩谷産業「杜撰なプレスリリースの宛名管理」 小誌編集部に岩谷産業から送られてきたリリースの宛名は「財界研究所展望新社」なる謎の社名。ちなみに、小社の社名は「財界展望新社」だが、これってどういうこと?

西日本新聞社「柴田社長夫人のブログ」に社員はうんざり 社内で経費削減などの"引き締め"を進める九州のブロック紙、西日本新聞。その陰で柴田建哉社長のご夫人と思しき女性が、夫の日常も含めて、ブログで日々の生活を綴っていた......。記者たちは呆れ顔だ。

糾弾連載 新クレーマーズレポート(17) ファンケル 消費者を騙す「えんきん」酷すぎるLINE広告 目のピント機能調整を助けると標榜する健康食品企業、ファンケルの「えんきん」。そのLINE広告は、あたかも読者のピントが狂っているように思いこませる内容。曲がりなりにも上場企業に許される広告なのか......。

糾弾連載 新あきれた広報実話(17) ファンケル 「怪しい会社のような広報対応」

ゴルフ・スポーツ

ゴルフ場批評(17) 大千葉カントリー倶楽部 "ゴルフ場銀座"の中でも抜群のアクセスの良さだがコース管理の杜撰さから「ゴルファー離れ」の予感

前田信吾"マエシン"のゴルフ場あれこれ(17) OUTスタートのプレーヤーだけが味わえる相模原ゴルフクラブ西コースの「絶品おでん」

好評連載

巻頭連載 澤井健のZAITEN戯画(7) ZOZO前澤友作の「こんなガッチャマンは嫌だ!」

佐高信の「新・毒言毒語」(4) 佐藤優――ありとあらゆる媒体に顔を出す"抑え難き生存本能"

上杉隆の「予定"不"調和ニュース」(17) 電通の電通による電通のための五輪

〈元〉批評家・更科修一郎「時代観察者の逆張り思考」(17) アイドルビジネスのカルト的集金システム

古谷経衡の憂国コラム「ダマすワル・ダマされるアホ」(5) 「ゴーン事件」より問題な"ダサい"日産車

哲学者・適菜収の社会時評「読まずに言うなよ!」(17) 弁証法に基づく「革命思想」こそ日本を覆い尽くす"悲劇"
(佐藤優『私のマルクス』)

外国人特派員記者インタビュー(17) 英「ガーディアン」東京特派員 ジャスティン・マッカリー

月刊「芸能"裏"情報」(17) ――ワイドショー・女性週刊誌の舞台裏
ジャニーズ事務所のメディア懐柔と内部対立ほか

国会議員秘書のヒショヒショ話(17) ――永田町秘書が「見た、聞いた、書いた」

「ルーペ要らずの虫めがね」 上場企業副社長に届いた「大量の花束」の送り主は?

著者インタビュー 『隠蔽と腐敗』田中稔

担当編集者の「自薦」ブックレビュー