2021年04月号
《担当者自薦ブックレビュー》同文舘出版
『女性たちが見ている10年後の消費社会』
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『女性たちが見ている10年後の消費社会 市場の8割を左右する「女性視点マーケティング」』(同文舘出版より発売中です!)
新型コロナウィルス感染拡大によって、女性消費者が日本のマーケットを動かしていることが顕著に表われた。品切れになりかけたトイレットペーパーやマスクを調達するために走ったのは女性。巣ごもり需要で、食卓を彩るために普段は買わない食材や配達サービスを使い始めたのも女性。遠くに住む親へテレビ電話ができる機器を送り、設定を指示したのも女性。女性は自分以上に家族や友人、関わる人のために消費行動をする。これは、コロナ騒動にはじまったことではなく、昔から行なわれてきていることだ。
女性の消費を30年にわたって分析し、昭和・平成・令和という時代の変遷と共に、実感を持ってその変化とトレンドをキャッチし続けてきた著者曰く、「女性に向き合えば、10年先に起こり得る課題が見えてくる」。様々なビジネスが先細りになっている日本で、まだまだ掘り起こされていない未知のマーケティング領域があるということだ。本書に出てくるたくさんの事例とキーワードが、読者のビジネスのヒントになることを保証する。
(同文舘出版 ビジネス書編集部 津川雅代)
日野佳恵子(著)/同文舘出版/¥2500+税
詳しい書籍情報はコチラ
https://www.dobunkan.co.jp/books/detail/003145
なお、ZAITEN4月号97頁でも紹介させていただいておりますこちらの記事では、出版社名を間違えて掲載されています。『女性たちが見ている10年後の消費社会 市場の8割を左右する「女性視点マーケティング」』の出版元は、正しくは同文舘出版です。この場を借りて訂正させていただき、お詫びいたします。