2021年05月号
3度目の「システム障害」の陰で……
【特集】みずほ「泥船沈没」の壮絶現場
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かつて、みずほ銀行広報は本誌に「旧行内紛などでっち上げだ!」と豪語した――。それから10年弱。確かに、旧行内紛は次の次元「旧日本興業銀行主流派vs.非主流派」という旧興銀勢同士が相食む構図になったようだ。
しかし変わらないのは、ほぼ10年周期に「システム障害」を引き起こす預金者・取引先不在の経営である。
そして、今、その病身を新たな病理が蝕んでいる。「行員を人と思わない」粛清の経営だ。自然減、働き方改革などと甘言を弄して首脳部が「1万9000人リストラ」をテーゼに掲げる真意は、"不要な者"たちは船を降りて海に飛び込め、ということに他ならない。
結果、みずほの現場は各行員が自らの生存に汲々とする「万人の万人に対する闘争」といった様相を呈しているようだ。だが、そのみずほそのものが〝泥船〟であることはもはや明白――。泥船沈没の壮絶現場を報告する。
【ラインナップ】
・みずほ「佐藤会長vs.坂井社長」の醜悪内紛で"沈没"の必然
・中堅・若手にパワハラ三昧......みずほ「ブラック職場」極まれり
・興銀出身常務への"お願いメール"送信で......みずほ行員「自宅待機5年」退職強要の戦慄
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