ZAITEN2022年1月号
アベノマスクは安倍氏自身が使用することこそ相応しい
アベノマスク8200万枚在庫は「安倍晋三邸」に送り付けよ!
カテゴリ:政治・国際
安倍晋三 元総理
大量の在庫が残る安倍晋三の負と愚の遺産「アベノマスク」の保管に6億円以上の血税が投入された。こんなバカげた話があろうか。安倍がマスクを配布すると報じられた時、ツイッターで「アベノマスク」と命名した弁護士の明石順平氏は語る。
「アベノマスクが大量に余った現象に関して思ったことは、『プロジェクト不滅の法則』がここでも働いているな、ということです。やるべきじゃなかったプロジェクトにおいて、途中で失 敗が明らかになっても決して引き返さない日本の悪弊が端的に表れた事象だと。また、アベノマスク自体が有害なものです。飛沫の拡散を防ぐ効果は不織布マスクにしかなく、布マスクやウレタンマスクには感染防止のためにほぼ意味がないことが、客観的な実験から明らかになっている。
ところがアベノマスクのせいで厚生労働省もそれを指摘できない。『不織布以外は無意味だ』と言えばアベノマスクを否定することになってしまうからです。アベノマスクは感染防止の観点からも本当に有害だと思います」
まったく、保管で税金は食うわ、感染防止の機能もないわで、アベノマスクは配布を指示した当人同様、無用の長物どころか〝有害〟なものであることに疑いはない。一刻も早く処分する必要があるが、処分するにも多額のカネがかかる。最悪の状況だ。
そこで提案だが、当の安倍自身にアベノマスクを引き取ってもらえばいいのではないか。 安倍は母・洋子名義の渋谷区富ヶ谷の高級マンションにて母と妻・昭恵と住まう。山梨県鳴沢村に別荘を持ち、地元山口県下関市に844平米、長門市に241平米の建物を所有する。これだけの広さがあればかなりの数のアベノマスクが保管できるだろう。自分が撒いた〝レガシー〟に囲まれて過ごす余生は、さぞ楽しいものになろう。