ZAITEN2022年1月号

国難を煽る“新利権”に百鬼夜行

【特集】岸田政権「まやかしの経済安保」

カテゴリ:企業・経済

2201_特集トビラ_p014.jpg覇気のない総理、岸田文雄が勇ましくぶち上げた「経済安保」政策。いまや政権の最重要課題のひとつだが、立ち込めるのは新たな利権の臭いに他ならない。新顔の学者政商、公安筋、経産省らが混然一体となって血税はおろか、企業に群がる様はまさに百鬼夜行。しかし、当の仕掛け人の甘利明はご愁傷様にも先の総選挙で小選挙区落選、自民党幹事長から蹴飛ばされ表舞台から消えた。とはいえ、それでも新利権のマシーンが止まることはないが、鳴り物入りで誘致した台湾TSMCの半導体工場については、巨額補助金を巡ってその効用が早くも疑問視される―。国益死守を掲げながら、国富の流出をも懸念させる経済安保の"まやかし"を突く。

【ラインナップ】

◆岸田文雄に「経済安保」を吹き込む悪い奴ら

◆東京機械を免罪した経産省「経済安保」のお題目

◆日本の「データ主権」防衛に当局の弱腰

◆岸田政権でも残留「竹中平蔵」が損なう経済安保

◆半導体工場誘致「TSMC」にカモにされる「経済安保」

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

武田薬品「ポスト・ウェバー」移行期間1年半の〝謎〟

日本製鉄に突き付けられた「最悪のシナリオ」

JAL「立ち直り遅れ」で長距離路線も廃止の惨状

三菱商事「張りぼて会見」の裏で布かれる〝箝口令〟

【特集】日本郵便・千田の「値上げ」で笑う〝悪い奴ら〟

【特集】〝死に体〟でも延命する「ゾンビ増田政権」

【特集】日本郵政 ひどすぎる「デタラメ民営化」

【全文掲載】みずほ敗訴「自宅待機5年裁判」

メディパルHD「業界再編」を狙う〝危険すぎる野望〟

KADOKAWA夏野の「口八丁」に社内〝総スカン〟