ZAITEN2022年04月号
ついにローカル局切り捨てに舵をきったキー局
テレビ朝日「地方局リストラ」にフジが相乗り
カテゴリ:事件・社会
テレビ朝日 EX THEATER ROPPONGI(港区西麻布)
全国のテレビ局関係者に衝撃が走った。 1月24日に開催された総務省の「デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会」の第4回会議で、テレビ朝日ホールディングス(テレ朝HD)が、系列内の複数地域で同一放送を可能にする規制緩和を提案した。現在は大都市圏など一部地域を除き、放送免許は県域を前提としてローカル局が存在している。その県域制度を廃止し、ローカル局の再編を可能にすることを、テレビ局側が初めて提案したのだ。
テレ朝HDの取締役、藤ノ木正哉は再編の対象となるエリアを質問されると、こう回答した。 「当系列のほとんどの局は黒字を確保しており、現時点では想定はしておりません。また、テレビ広告市場は特定のエリアに限らず全国的に縮小が続いているので、将来的には経営不振のリスクはどのエリアにもあると考えております」
その一方でこうも語った。 「地域情報の発信機能の担保という観点やローカル営業の面などを考慮すると、実際には同じ地域ブロックや近隣県などが対象となるのではないかと考えているところです」
......続きはZAITEN4月号で。
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