ZAITEN2022年05月号

「プレジデント」元編集長が〝予言〟する

【特集】週刊誌に迫り来る「2027年の壊滅」

カテゴリ:事件・社会

「出版物販売額の実態2021」(日本出版販売)によれば、雑誌カテゴリーの最近5年の販売額は、毎年約500億円の売上減で推移していて、2020年で3582億円となった。このまま500億円ずつ減少していけば、27年には雑誌の売り上げはゼロになる計算だ。

 特に心配なのがコンビニエンスストアに売り上げを頼っている週刊誌だ。大手誌のひとつは「実売率が低く、コンビニの売り上げで利益が出るような水準にはない」として「部数・ブランド・販売体制維持」のために搬入をダラダラと続けているのだという。

 大手流通関係者は「店舗売り上げの1%に過ぎない出版物は極めて非効率。雑誌は特に落ち込みが激しいので、今後はコンビニが始める新サービスに置き換わっていく。地方では本屋不足が起きており、雑誌コーナーは維持されるが、全体で見れば限定的。最近では、アマゾンやメルカリの荷受けがスペース減少につながった」と指摘する。

「ダイヤはバカ」のバカ

 5年後には全滅するかもしれない紙の週刊誌。筆者は、多くの著名媒体の編集部員にこの事実を突きつけるのだが、みな危機感を口にするものの、何か新たな行動を起こす気まではないような態度だ。週刊誌編集部の主力がオンラインに投入されない理由を聞くと、「社内での職位は、紙の編集長よりオンライン編集長が低い。紙の副編集長クラスが、オンライン編集長だ」「紙には歴史がある。経営陣は紙の雑誌しか経験していない」というのが、どうやらその原因のようだが、広告収入に頼りきる無料ニュースの一本足でいいのか甚だ疑問が残る。

......続きはZAITEN5月号で。

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