ZAITEN2022年07月号

日本ハム「茨城工場C100人が偽造在留カード」の異常事態

カテゴリ:事件・社会

 昨今、社会問題となりつつある不法滞在の外国人。一部がマフィア化して地方都市で家畜を盗んだり、新宿歌舞伎町などの繁華街では青龍刀で切りつけ合ったりという凶悪事件を引き起こしている  実は日本ハムグループが、こうした不法滞在外国人の〝温床〟となっている可能性があるのだ。  日ハム最大級の生産能力を持つ茨城工場(筑西市)。子会社の日本ハムファクトリーが運営する同工場で最近、100人近いベトナム人が逃亡したのだという。

 今年4月、茨城工場に労働者を派遣していた派遣会社役員が、警視庁に入管難民法違反(不法就労助長罪)で逮捕された。きっかけは、あるベトナム人が日本で起こした事件。その捜査過程で、偽造した在留カードで茨城工場に勤務していたことが発覚したのである。驚くべきはその背景事情だ。

 この派遣会社は日ハムの各工場に常時、数百人規模の労働者を派遣している。事件を受けて、同社に所属している茨城工場のベトナム人約100人の在留カードを確認したところ、ほぼ全員が偽造カードを使っていたことが判明。しかも、そのベトナム人たちは不法就労発覚後、クモの子を散らすように工場から逃げ出し、行方知れずとなっている。

......続きはZAITEN7月号で。

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