ZAITEN2022年012月号

山積する経営問題をよそに〝人生相談〟に夢中

三菱マテリアル「社長のラジオ人生相談」の不人気

カテゴリ:TOP_sub

 三菱マテリアルといえば、本社や子会社の品質不正問題が次々に発覚し、前社長の竹内章(67)が引責辞任に追い込まれたことが記憶に新しい。 

 あれから4年余り。後任の現社長、小野直樹(65)が再発防止の一環で始めたコミュニケーション改善策が嘲笑の的になっているという。

 社員向けラジオ放送の「悩み相談」がそれ。公私にわたる様々な悩みに社長自身が答えるのだが、容易に想像できる通り〝予定調和〟で内容はお寒い限り。長引く株価や業績の低迷など課題山積の中、余りに能天気な経営トップのパーフォーマンスが社内の士気低下に一段と拍車をかけている。 社内の声に耳を傾ける

「仕事を最大限行っていたにもかかわらず評価を下げられることがありました。どう解決すればいいのでしょうか」「後悔しない20代にするために小野さんがやってよかったと思うことはありますか」。社員向けラジオ放送で昨年10月から始まった社長の悩み相談番組「千思万考」に、こんな質問が寄せられている(2022年8月3日付『日経産業新聞』)。  

 同番組は月に1回のペースで放送。プライベートな内容でもOKで「(コロナ禍で)2年以上なかった出張や飲み会が増え、妻の不満がたまる一方です。何かいい手はないでしょうか」との質問には、社長の小野が「外食先の食事や雰囲気がよかったときに、このお店が良かったから今後家族でいこうと提案して体験を共有してはいかがでしょうか」と答えたという。

......続きはZAITEN12月号で。

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

佐高 信 vs. 角川春樹「出版界の革命家が語る永田町の〝未来予想図〟」

武田薬品「ポスト・ウェバー」移行期間1年半の〝謎〟

日本製鉄に突き付けられた「最悪のシナリオ」

JAL「立ち直り遅れ」で長距離路線も廃止の惨状

三菱商事「張りぼて会見」の裏で布かれる〝箝口令〟

金融庁「三菱UFJ・みずほ〝泥棒銀行〟」に弱腰のワケ

【特集】日本郵便・千田の「値上げ」で笑う〝悪い奴ら〟

【特集】〝死に体〟でも延命する「ゾンビ増田政権」

佐高信 vs. 山崎拓「政治家の劣化を止めるには選挙制度改革が必要だ!」

KADOKAWA夏野の「口八丁」に社内〝総スカン〟