ZAITEN2023年04月号

電力業界との不毛な戦い

河野太郎「総理」への道を阻む〝原子力ムラ〟

カテゴリ:政治・国際

 岸田文雄内閣の支持率が低迷する中、次の首相候補の一角に挙げられる河野太郎。2016年、河野が内閣から離れ、いち議員に戻った際、取材で訪れた筆者にこう述べた。

「電気事業連合会は反社会勢力と同じ。任意団体であり、運営や財務内容も公開していないのに、政治に影響を及ぼそうとしている」 「私は反原発ではないが、原子力政策の根幹である核燃料サイクル政策は間違い。国民に膨大な負担を与えるのに推進されている。この政策を潰す。そのために首相になりたい。首相ならやれる」

 エネルギー専門メディアでの取材だったため、電力・原子力ムラに届くように挑発的な言葉を使ったのだろうが、そのエキセントリックな姿勢には驚いた。

「私は情報を公開し合理的に政策を進めろと、当たり前のことを言っている。それなのに電力会社や経産省が反発してくる。自民党にも同調者がいる」

 当時の河野は、政官財の「電力・原子力ムラ」に怒っていた。今も彼の敵意は、その言動を見る限り変わっていないようだ。

......続きはZAITEN4月号で。

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