ZAITEN2023年05月号

【企業倫理を問う!】

読売新聞「医療広告ガイドライン」を遵守する〝模範〟「再生医療」広告

カテゴリ:クレーム・広報

〈3月1日の読売新聞夕刊の対抗社会面に「保険外の再生医療、25%『安全性に疑義』」という記事が掲載されました。自由診療の再生医療のうち25%が安全性の科学的根拠に疑義ありと警鐘を鳴らした内容で、とくに病気と医師の専門が異なるケースが30%もあるという調査結果を紹介していました。しかし、1面下段にある広告スペースでは、整形外科医が理事長を務めるリペアセルクリニックが脳卒中などの再生医療を大々的に宣伝しています。一体どちらを信じれば良いのでしょうか〉(読者からのメール)

 編集部でも確認したところ、確かに「安全性に疑義」という記事がある一方、広告では脳の領域は専門外である整形外科医が理事長のクリニックが脳卒中の後遺症の回復、再発予防のための再生医療という選択肢を提示している。これは〝矛盾〟だ。
 読者のメールについて、読売新聞へ以下の2点を質した。

①貴社はリペアセルクリニックの広告を掲載することは問題ないという認識か?
②貴社は同クリニックの再生医療が「安全」だということを担保しているのか?

 

......続きはZAITEN5月号で。

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

RIZAP 本誌制作中の忙しい最中に「挨拶したい」の世間知らず広報

JR東日本 藤沢駅トイレ〝犯罪〟の警告文に批判

カゴメ「果汁含有量は無回答」も誤認を誘うパッケージ

チケットぴあ トラブルが起きても顧客は後回し

RIZAP「消費者軽視」チョコザップに〝悪評芬々〟

カゴメ「掲載紙によって価格の違う通販広告」

マルコメ「リピーターの少なさ」を自ら晒す〝不思議〟広告

大正製薬 リポビタンD「あきれた男尊女卑」広告

東武鉄道「給与額不記載」の求人広告に唖然

サンケイビル「時代錯誤」イルカショー水族館を開業