ZAITEN2023年06月号
JAL赤坂祐二「パワハラ社長」の求心力急降下
【特集1】JAL赤坂祐二「パワハラ社長」の求心力急降下
カテゴリ:企業・経済
日本航空(JAL)グループ合同の入社式が、4月3日に東京・羽田の格納庫で開かれた。新入社員は約2000人で、大規模な入社式は4年ぶり。前列には約700人の客室乗務員を中心とする女性新入社員がずらっと並ぶ。その列の前に代表取締役社長の赤坂祐二が立ち、全員で一斉に紙ヒコーキを飛ばす姿を各メディアが報じる姿を見た人も多いかもしれない。若い女性のキラキラした笑顔が赤坂を囲んでいる様子を見れば、JALが赤坂のリーダーシップの下、明るい職場環境を作っていて、女性が働きやすい会社だと誰もが思うところだろう。
しかし、赤坂の実際の振る舞いは、そのようなソフトなイメージとは全く違うと複数の関係者が口を揃える。その最大の原因は、赤坂の〝パワハラ体質〟にあるという。ある関係者は、赤坂のパワハラによって社員は上から下まで疲弊していると打ち明ける。
「赤坂のパワハラと暴君ぶりは、あまりにもひどいものです。役員や部長には、自分と仲が良い後輩や従順な部下ばかりを登用しています。多様性=幹部の女性比率向上と思い込んでいて、女性は能力がなくても幹部に登用される一方で、男性は子会社に飛ばされるのが実態です。ただし、幹部に引き上げられた女性にも、赤坂同様パワハラ体質が見受けられます。入社式で演出されているような、キラキラした会社のイメージはインチキと言っていいでしょう。特に、客室乗務員は労働環境も待遇も悪くなっていて、過酷な職場です。今年の新入社員のうち、どれだけの人数が長く残ってくれるでしょうか」
......続きはZAITEN6月号で。
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