ZAITEN2023年10月号
「木原事件」の反応、ジャニーズのその後、 ススキノ首切り事件、各メディアの内部事情…
特ダネ記者「放言座談会」
カテゴリ:インタビュー
A 『週刊文春』の〝木原誠二連載〟が佳境を迎えつつあります。
B 木原の妻の元夫が不審死して妻自身が重要参考人だった一件。再捜査時に妻の取り調べを担当した佐藤誠元警部補が実名で誌面に登場し、さらには文藝春秋本社で記者会見まで行いました。
C 記者会見には大手全国紙、テレビ局のほか、フリーの記者ら約140人のマスコミが集まった。
D 主催の文藝春秋側も反響の大きさに驚いていたようでしたね。
C 会見の場では、現役左派系新聞記者で最も注目される女史、大御所ジャーナリストのほか、安倍晋三礼賛で突っ走る極右誌の編集長の姿も見かけたな。
B メディアの関心は木原の捜査への関与があったか否か。一方、佐藤氏は生粋の捜査官で、元夫の死に事件性がないとして自殺として処理されたことに憤り、事件自体の真相究明にこだわっている印象でした。そのため佐藤氏は政治に疎いこともあり、メディアとの質疑応答では誌面以上のめぼしい情報はなかったですね。
A 大手町の新聞記者から「地方公務員法違反に抵触する可能性をどう考えるか」といった質問が飛ぶあたり、政府の〝番犬〟ぶりを発揮していたのが印象的でした。
C 某動画配信サイトの人間がまるで核心を突くようなトーンで「これ、自殺はおかしいですよね!?」と佐藤氏に投げると「だから、そう言っています」と苦笑いされたのは、いまだにウェブメディアの質の低さを露呈する場面だったな(笑)。
D あれはちょっと見ていて恥ずかしかったですね。
A 当の木原はコロナ禍での風俗利用まで週刊文春にすっぱ抜かれちゃいましたね。
B 選挙区の事務所として借りているマンションが〝ヤリ部屋〟だったというのは、選挙協力してくれていた学会婦人部の印象としては最悪でしょう。
C ここに来てシモの暴露は、下世話な週刊誌の面目躍如といったところ。いずれにせよ、文春が木原の首を取るか、文春のネタが尽きて白旗を揚げるか。
.....続きはZAITEN10月号で。