ZAITEN2023年10月号
愚か者!あっち系の懲りない面々
【著者インタビュー】『愚か者!あっち系の懲りない面々』
カテゴリ:インタビュー
『愚か者!あっち系の懲りない面々』
WAC/1,000円+税
いいやま・あかり―1976年、東京都生まれ。イスラム思想研究者。麗澤大学国際問題研究センター客員教授。著書に『エジプトの空の下 わたしが見た「ふたつの革命」』(晶文社)『中東問題再考』(扶桑社新書)など多数。
―朝日新聞について思うことを教えてください。
朝日新聞は事実よりもイデオロギーを重視するメディアです。朝日が正しいと思う考えを事実のように報道しています。事実を捻じ曲げ、自分たちの言いたいことに合わせるのが彼らのやり方です。メディアというのは本来、事実を事実として伝えるのが仕事ですから、何かを論評する時は事実と分けて論評するべきです。
私は「自動販売機説」と呼んでいるのですが、朝日という自動販売機ははどんなお金を入れて、どんなボタンを押しても同じ商品しか出てこない壊れた自動販売機なのです。
―朝日新聞の偏向報道は政治分野以外にもありますか?
朝日は事実を報道するのが目的ではなく、自分が主張するためのネタを探している訳です。捏造しているんじゃないかと思われても仕方がない有様です。それは社会分野や外交分野など政治分野に限った話ではありません。
特に匿名希望の記事を読むと、本当にそんな人が存在するのかと呆れてしまいます。朝日に都合の良いタイミングでタレコんでくるはずがないと思ってしまいます。
メディアは情報源を守るために時に匿名で記事を書きます。匿名でも記事に信頼性が担保されるのは、その媒体に信頼がある時のみです。いつも嘘をついているメディアのことなんて誰も信じられません。私はそこを問題視しています。
さらに悪いことに、記事を読んでいても辻褄が合わない。創作していたとしても出来の悪い記事です。日本語能力を疑わざるを得ない記事もあり、記者の劣化も見受けられます。優秀な人は朝日へは行かないんでしょうね。
......続きはZAITEN10月号で。