ZAITEN2023年11月号
戸張捷が中継で女子プロの「身体」を触るセクハラ行為
カテゴリ:スポーツ・ゴルフ
まずは、本誌に届いたゴルフ解説者の戸張捷氏に関する投書を紹介する。
〈ゴルフネットワークで放映された『国内女子ツアー とことん1番ホール生中継』の「CATレディース」最終日のことです。戸張捷が女子プロの背中を指で何度も触っていました。スポンサーのワッペンを一つひとつ指で突いたのですが、これは完全なセクハラです〉(40代女性)
戸張氏の問題行為が起きたのは、最終組の数組前が準備している時だった。その組の桑木志帆選手に戸張氏が近寄り、話しかけたかと思うと、いきなり背中のスポンサーワッペンを指で触り始めたのだ。これを投書は指摘した。
この一件について、桑木志帆後援会は「セクハラに関してはいかなる業界でも許されることではないと認識しているため今後は十分に注意して選手をサポートしていきたいと思います」と語るが、今の時代、戸張氏の行為は明らかにセクハラ行為と言える。
ところが、女子プロを守るべきJLPGA(日本女子プロゴルフ協会)の事務局は「事実確認ができていないため、回答は差し控える」と他人事のよう。本誌が投げかけた疑問をきちんと確認すべきではないのか。
JLPGAは「コンプライアンス・倫理規程」を掲げ、コンプライアンス委員会を設置している。規程では、禁止事項として第5条で〈セクシャルハラスメント〉を掲げ、〈関係者等が第5条に違反したおそれがある場合又は通報等があった場合、コンプライアンス委員会が事実関係の調査を行い、その結果と対応方針を会長に答申する〉としているが、これが機能していないのだ。
......続きはZAITEN11月号で。
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