ZAITEN2023年12月号

【あきれた広報実話】不定期連載 第57回

小田急バス「不安があるなら訴えろ!」の仰天電話対応

カテゴリ:クレーム・広報

 今月の本誌「企業倫理を問う!」では、小田急バスが運営する路線バスで、ナンバープレートが緑色のものの他に白色のものがあり、これを不安視する読者の声を取り上げた。  

 ナンバープレートについては、小田急電鉄が小田急バスに代わり回答し、疑問はあっさり解決した(詳細はP103をご覧ください)。だが、当事者である小田急バスの対応は、まさにあきれたものだった。  

 小田急バスに取材を申し込むと、総務部のカワムラ氏が電話口に出た。  

 読者から疑問の声があったナンバープレートについて取材したい旨を伝えたところ、カワムラ氏は質問の概要を教えるように求めた。  

 電話口での即答は求めていなかったが、概要を説明すると、なんだそんなことかと言わんばかりに一方的に話し出すカワムラ氏。

〝たぶん〟を連呼し、その口ぶりは終始曖昧であった。  

 裏付けのない事実を掲載できない上、読者から不安の声が上がっている事実に対し、小田急バスとしてどう考えるか取材したかったので、質問状を送っての取材を提案した。  

 カワムラ氏は「法律上は問題ないです。うちにそのような声はきていないし、不安視するなら訴えればいい」と吐いて捨てた。〝訴えればいい〟とはケンカ腰にも程がある。  


......続きはZAITEN12月号で。

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