ZAITEN2024年02月号

【クレーマーズレポート】第74回 

ダイソー「3年で100件超の誤表示・自主回収 消費者軽視の告知方法」

カテゴリ:クレーム・広報

 30年続いたデフレ時代に急成長し、2023年度に大手4社を中心とした売上が1兆円を超すと見られている「100円ショップ」市場。「安かろう悪かろう」というかつてのイメージからは脱却しつつあるが、最大手である大創産業(ダイソー)について、読者から疑問を呈するメールが届いた。

〈物価高のなか、少しでも生活費を浮かそうと、ダイソーを頻繁に利用しています。  最寄りのA店とは違うB店を利用したときのことです。会計を済ませ、袋詰めの作業台まで進んだところで驚きました。台の正面に設けられていた掲示板一面に、欠陥が見つかって自主回収をすることになった商品に関する告知が多数貼り出されていたのです。回収対象とされていた商品の中には異物(カビ)が混入した蕎麦などの食品も混じっていてヒヤリとしました。A店ではこのような告知を見た記憶がありません。このような重要な告知の方法が店舗ごとに違っていて問題ないのでしょうか〉(読者からのメール)

店舗で違う告知方法  メールで名指しされていた両店舗を実際に訪れると、A店では買い物客を店員がセルフレジに誘導する形式を採っており、回収品の告知は5台あるレジのうち2台のレジでしか目にできないようになっていた。告知はされているものの、これでは気が付かない客の方がはるかに多い。  


......続きはZAITEN2月号で。

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