ZAITEN2024年03月号

自民党派閥崩壊、震災、航空機炎上事故、吉本・松本性加害疑惑、業界小話……

特ダネ記者「放言座談会」

カテゴリ:インタビュー

 2023年末から尾を引いた自民党派閥の裏金問題と『週刊文春』の年内最終号で第1報が報じられたダウンタウン松本人志の「性加害疑惑」が年初も賑わすかと思いましたが......。

 元日からの能登半島地震が発生し、翌2日は羽田空港でのJAL機の炎上事故となんとも慌ただしい正月となった。

 周囲でもただでさえ忙しい年末年始ですが、「こんなに仕事をしたのは初めて」と漏らすフリー記者がいました。1日の地震発生直後に石川県に飛ばされ、2日の夜には羽田にいたそうです。紆余曲折のすえ、都内の自宅に戻ったのは成人の日だったとか。

 20年以上業界にいる記者から「こんなに忙しい元日は12年以来」と聞きました。

 12年の元日といえば、オウム真理教の指名手配犯・平田信が11年末の日付が変わる直前に出頭した時。今回の地震と航空機炎上事故はそれに匹敵するインパクトがあったな。

 現場の忙しさで言うと、裏金問題も松本の文春報道もありましたから、例年よりも輪をかけて忙しかった印象です。

 こうした突発的な大事件、大災害の時って、記者の「たたずまい」が試されますよね。

C 上から呼び出しがある前に率先して会社に行くべきって話か?

 とはいえ、「働き方改革」が叫ばれて久しい昨今ですからね。用もないのに休日出勤は憚られるところ。

 実際問題として、ある全国紙社会部記者の話ですが、「東京で何ができるわけでもなく、社内でなんとなく仕事をしている〝フリ〟をしているだけ。そんな記者は山ほどいた」とか。

 業界の働き方改革の道は遠く険しいな。


......続きはZAITEN3月号で。

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

【著者インタビュー】『旧統一教会 大江益夫・元広報部長懺悔録』

【インタビュー】マスコミ批判の源流は「新左翼系総会屋雑誌」

特ダネ記者「放言座談会」

佐高信 vs. 西谷文和「維新は失敗必至の万博を推し進める〝半グレ集団〟」

読売新聞「続・関係者驚愕座談会」まだまだあるぞ「仰天エピソード」

「日本の農業を外資に売り渡した小泉進次郎」元農林水産大臣 山田正彦

特ダネ記者「放言座談会」

【著者インタビュー】日本はどこで道を誤ったのか

佐高信 vs. 本間 龍「日本に蔓延る電通という〝毒饅頭〟」

読売新聞「関係者驚愕座談会」本誌が報じてきた〝ヤバすぎる〟エピソード