ZAITEN2024年03月号

読売新聞「ナベツネ不在新年会」の〝しらけムード〟

カテゴリ:TOP_sub

「今年の新春所長会議は、これまで見たことがないくらい盛り上がらない会でした」  そう語るのは読売新聞関係者。1月12日、東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で、読売新聞グループの本社首脳と全国の読売新聞販売店(YC)の店主が出席する、三本社合同新春所長会議が開催された。しかし、例年とは明らかに異なる雰囲気だった。

 その原因は、本誌がたびたび報じてきたように、経営難に追い込まれている販売店が少なくないからだ。今年創刊150周年を迎え、部数の維持に躍起になっている読売新聞東京本社は、部数や折り込み広告の減少で経営難に苦しむ販売店に対し、「押し紙」によって部数を押しつけている。その結果、廃業する店主や、破産に追い込まれる店主が続出している。年末年始で埼玉県屈指の老舗販売店が自己破産した。

「もちろん押し紙が原因ですが、販売局は実情を知っていたにもかかわらず、責任回避のため『積み紙』が原因としています。千葉県や茨城県でも同様の噂が出ています」(前出関係者)


......続きはZAITEN3月号で。

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

佐高 信 vs. 角川春樹「出版界の革命家が語る永田町の〝未来予想図〟」

武田薬品「ポスト・ウェバー」移行期間1年半の〝謎〟

日本製鉄に突き付けられた「最悪のシナリオ」

JAL「立ち直り遅れ」で長距離路線も廃止の惨状

三菱商事「張りぼて会見」の裏で布かれる〝箝口令〟

金融庁「三菱UFJ・みずほ〝泥棒銀行〟」に弱腰のワケ

【特集】日本郵便・千田の「値上げ」で笑う〝悪い奴ら〟

【特集】〝死に体〟でも延命する「ゾンビ増田政権」

佐高信 vs. 山崎拓「政治家の劣化を止めるには選挙制度改革が必要だ!」

KADOKAWA夏野の「口八丁」に社内〝総スカン〟