ZAITEN2024年05月号

「マスコミ記者の劣化は事実だ」

中堅記者が嘆く新人・若手記者仰天エピソード

カテゴリ:事件・社会

新社会人入社の季節。「近頃の若い奴らは......」との言葉は、どんな世代、業界でも使われてきた常套句。なかでもマスコミ業界においては、昨今、「記者の劣化」が叫ばれて久しい。  

 30代半ばの中堅全国紙記者は次のように語る。 「自分は最初期の平成生まれ世代。新人時代は、先輩や上司には事あるごとに『ついに平成生まれが社会人か』と耳にタコができるほど言われたもの。とはいえ、まだまだ業界の風習も個々人の仕事への姿勢も上の世代を踏襲して、それに倣う節があった。しかし、いまの20代の若手、新人記者はまるで違う。我々世代から見ても別の生き物のように見える」  そこで本誌ではベテランどころか、30・40代の中堅ですら驚き、呆れるほどの20代の若手・新人記者の〝常識外れ〟の仰天エピソードについて取材を試みた。

スリッパ姿で取材

「男性記者がノーネクタイで小言を言われるのはよくある話だが、ある若手女性記者が記者クラブ内で履いていたスリッパのまま、取材対象である警視庁捜査2課長の前に登場した時はさすがに驚いた。2課長自身も『さすがにその恰好は......』と叱責したほど」(通信社中堅記者)  

 このエピソード、社会部の警視庁担当ではかなり有名らしく、件の女性記者の恥ずかしい〝失敗談ネタ〟になっている模様だ。

......続きはZAITEN5月号で。

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