ZAITEN2024年06月号

【企業倫理を問う!】

ミスターミニット「下請企業を蹂躙する〝みずほ出身社長〟の横暴」

カテゴリ:クレーム・広報

雨の日に傘を取り上げる

〈弊社はブランクキーと呼ばれる加工前のまっさらな鍵をつくっている企業です。弊社のような製造企業を蔑ろにする発注元企業の実態を社会に明らかにしたく、ご連絡差し上げました。  

 その発注元企業とは、靴の修理や合鍵の作製を行っているミスターミニット」を展開する「ミニット・アジア・パシフィック(以下、ミニット社)」です。  

 コロナ渦中から材料・物流・人件費等の上昇で苦しい中、先方からの半ば脅しに近い要求により、赤字で取引を続けました。しかし結局、リスク分散を理由にメール1本で、翌月から1/10以下に取引を減らされてしまいました。  

 ミニット社とは30年以上取引していましたが、取引をほぼ無しにされた挙句、ブランクキーの作製に必要な金型の製作費などは一切支払わないと突っぱねてきました。業界の商慣習ではありえないことです。  

 ミニット社の財津伸二社長は、東京大学卒業のエリートで「みずほ銀行」から同社の親会社「青山商事」へ行き、2021年10月に社長に就任しました。この財津社長に代替わりしてから弊社への風当たりが強くなりました。取引を減らす数カ月前には、下見のためか工場見学に来ていました。〝元バンカー〟ゆえに「晴れの日に傘を貸して雨の日に取り上げる」のかと思わざるを得ません。  

 ミニット社のような横暴な発注元企業が跋扈していては、日本の製造業界は崩壊してしまいます〉(読者からのメール)

 編集部はミニット社に事実確認のため取材を試みた。

......続きはZAITEN6月号で。

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