ZAITEN2024年07月号

【企業倫理を問う!】

くら寿司「高速レーンで『お寿司がコロリン』でも広報対応はあっぱれ」

カテゴリ:クレーム・広報

〈くら寿司でタッチパネルを使い寿司を頼むと、高速オーダーレーンで寿司が届くが、最近はスピードの出しすぎなのか、寿司のネタが落ちたり倒れた状態で届くことがあった。何度か同じ経験をしたので、そばにいた店員に寿司のネタが外れた状態の皿を見せた。ところが「あぁ、落っこちちゃいましたね~」と放置。せっかくオーダーしたのに、外れたネタをすし飯に箸で乗せ直して食べるのは、気分の良いものではない〉(読者のメールより)

提供者の作業ミス

 オーダーレーンは、注文品が届くのに時間がかかる回転レーンの川下の客に素早く届けるために開発された。タッチパネルで注文すると、寿司がレーンをすべるように高速で流れてきて、目の前でピタッと止まる様は気持ちがいい。しかし、届いた寿司のネタが落ちていたり、寿司そのものが倒れていたらガッカリだ。

 多くの回転寿司チェーンでは経費削減やフードロス、飯テロ対策などを理由に回転レーンから撤退し、フルオーダー制やオーダーレーンのみの運用に切り替えている。  その中で回転レーンとオーダーレーンの「2動線体制」を頑なに守っているのが、くら寿司だ。  

 くら寿司にとって〝生命線〟ともいえるこのオーダーレーンで、ネタが外れた状態で寿司が届くのは問題だ。読者が言うようにスピードの出しすぎなのか。

......続きはZAITEN7月号で。

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