ZAITEN2024年07月号

ZAITEN SIGHT

河野太郎の〝知恵袋官僚〟が「中国企業ロゴ事件」で危うし

カテゴリ:政治・国際

 再生可能エネルギー導入拡大に向けた規制改革を話し合う内閣府のタスクフォース(TF)に中国企業のロゴ入り資料が提出されていたことが発覚し、永田町で「中国共産党の工作ではないか。エネルギー安全保障上、憂慮すべき事態だ」(与党幹部)などと騒ぎとなっている。提出者の自然エネルギー財団幹部はTF民間委員を辞任したが、霞が関ではこの問題がTFの事務局長役を務める内閣府参事官の山田正人(1991年、旧通商産業省)の去就に発展するか、関心を集めている。  

 山田は経産官僚でありながら脱原発を唱え、近年は「経産省の天敵」である規制改革担当相の河野太郎の「知恵袋」役を担ってきた。このTFも2020年に河野が鳴り物入りで立ち上げたもので、原発ではなく再エネを「脱炭素の主役」に位置付ける思惑があるとされる。

......続きはZAITEN7月号で。

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

自民党大敗で〝戦々恐々〟の「日本医師会」

モデルナ日本法人「比例復活議員」に〝永田町詣で〟

「石破・玉木政権」を襲う日本版トラス・ショック

経産省「経済安保」を巡り財務省と熾烈な縄張り争い

経産省「異例の留任人事」に省内で燻る不満

お茶の間を騒がせた〝役人たちの夏〟の人事

財務省「岸田を操って大増税」不発の〝A級戦犯〟

【特集】北尾SBIの「政商ビジネス」を支える金融庁OB

【特集】「資産運用立国」に毒された金融庁の〝珍人事〟

【特集】金融庁「MUFG処分で腰砕け」岸田政権の圧力に服従