ZAITEN2024年08月号
【企業倫理を問う!】
相鉄ローゼン「誰も使わないショッピングカート」
カテゴリ:クレーム・広報
〈相鉄線二俣川駅のスーパー「そうてつローゼン」では、100円投入型のショッピングカート「コインロックカート」が、鎖で繋がれた状態で入口に並んでいる。
ショッピングカートを使うには鎖の連結を外さなくてはならず、最初に100円玉が必要だ。
買物が完了し、カート置き場に戻して再び鎖に連結するまで100円が戻ってこない。結局、不便だから誰も使っていない。こうした状況を相鉄グループは知っているのか。
先日、カートを使うため千円札を両替機でくずしている高齢者を見たが、財布を落としてしまい、腰を曲げて拾う姿はとても大変そうだった。
店でカートを使うメインの利用者は、大量購入する客以外は、高齢者や体が不自由な人だろう。そういう人たちへのホスピタリティも感じられない。
鎖で厳重に繋いだりコイン式にしないと盗難にあうのか。なぜ、このショッピングカートが導入されたのかその理由を知りたい。また、年間何台のカートが盗まれているのかも気になっている〉(読者のメールより)
この店舗は2018年にオープンした比較的新しい店で、駅のショッピングモールの中にある。通路も今風に広く設計されているが、カートはほとんど使われていない様子だ。
盗難はほぼない
編集部は現地に数日間出向き取材した。すると、ほとんどの利用客はカート置き場に目もくれず、買物かごを手に持って売場へ直行していった。
......続きはZAITEN8月号で。
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