ZAITEN2024年09月号

【企業倫理を問う!】優良誤認の〝確信犯〟企業の実態が明らかに

小諸そば「小川社長に質問状を送付」も異常対応に絶句!

カテゴリ:クレーム・広報

 先月号の「クレーマーズ・レポート」にて、本誌は小諸そばのホームページで使っている表現が優良誤認になりかねない〝ひっかけ〟であるのではないかとして取材を申し入れた。

 事の発端は、読者からの次のようなメールだった。

〈久々に食べた小諸そばのそばは「こんな粉っぽかったのか」と疑いたくなるような味で、違和感からホームページを見てみました。 ホームページの「小諸そばのこだわり」のページに「職人技を損なう事無く蕎麦粉比率八割を超える生蕎麦のライン製造を可能としました」とありましたが、昼に食べたそばはとても蕎麦粉八割とは思えません。  このホームページの書き方だと、まるでお店で提供しているそばは蕎麦粉八割の二八そばだと言っているようです。  

 チェーンのそば屋は「小麦粉8割+蕎麦粉2割」の〝逆二八そば〟が一般的とされ、小諸そばも例外ではないと思います。小諸そばがホームページで使っている表現が〝ひっかけ〟みたいで不愉快な気持ちになり、小諸そばは信用できないと感じてしまいました〉(一部省略)

「かもしれない」

 小諸そばは「三ッ和グループ」が運営するそばチェーンで東京都を中心にオフィス街などで店舗を展開している。編集部も会社の近くにあるので何度も利用したことがあったが、読者からのメールで〝ひっかけ〟が発覚した。

 そんな流れで小諸そばに取材したのだが、取材対応をした広報部の塩谷氏は、自社に都合の悪い内容とわかった途端、逃げ出すような対応をした。

 それは〝あきれる〟を通り越して〝あり得ない〟ものだった。  

 そんな小諸そば広報の機能不全の様子は先月号の「新あきれた広報実話」に掲載した通り。同業の「ゆで太郎」や「名代富士そば」の広報とは雲泥の差だった。

 今月号では、三ツ和グループ本社へ小川正太社長宛ての質問状を配達証明付きで送付した。

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