ZAITEN2024年10月号

自民党総裁選、某週刊誌の疑惑 広告、甲子園出場常連校小話…

特ダネ記者「放言座談会」

カテゴリ:インタビュー

 自民党総裁選が盛り上がりを見せていますね。

 岸田が出馬しないと公言したことで一気に動きだしたな。

 東京都知事選でも過去最多の候補者が立候補したわけですが、総裁選も8月19日時点で候補者は異例の11人となっています。

 裏金問題の結末として、ほぼすべての派閥が表面的には解散したことの影響もあるだろうが、かつて同じ派閥で名を連ねた議員が、それぞれ候補者として挙げられるのはこれまでの総裁選の景色としては異色だな。

 従前、出馬を表明していた石破、河野らは別として、岸田の不出馬表明後に記者会見を開いた小林鷹之は40代という異例の若さということで、まったくの無名ながらメディアは注目しています。

 出馬表明の記者会見で拍手が起こったことが話題になったり、ネット界隈では名前の〝鷹〟の字から〝コバホーク〟とのあだ名もすでに付けられたりしています。

 マスコミとしても注目している政界の鷹のホープは業界としてはどう見ているんだ?

 それが、まったくと言っていいほどスキャンダルの匂いがしない。名うての週刊誌記者たちがあちこち嗅ぎまわっているようですが、そうした情報が皆無。

 だから、と言うべきか、すでに週刊誌業界からは「つまらない男」として悪評が立っているほどです(笑)

 国民にとっては清廉潔白というのはウケが良いのでしょうが、マスコミとしては飯のネタにならないですから評判は芳しくないというわけですか。

 とはいえ、真面目一辺倒で面白みに欠けるというのは、結局のところ人間味もないということ。万が一、総裁、総理となったところで支持率も上がらず短命の政権に終わるだろうな。

本命、対抗、大穴は誰だ

 一方、同じく40代でもさらに若い政界のプリンス・小泉進次郎も出馬を決めました。

 「50歳までは総理になるな」との父の言葉を無視した結果ですが、果たしてどうなるか。

 進次郎といえば血統は言うに及ばず、端正な顔立ちで何より43歳という若さは大きなアドバンテージでしょう。中高年女性を中心に国民からの支持は高い。

......続きはZAITEN10月号で。

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