ZAITEN2024年10月号

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経産省「異例の留任人事」に省内で燻る不満

カテゴリ:政治・国際

 岸田文雄政権下で「経済安全保障」や「脱炭素」を錦の御旗に巨額の予算を分捕ってきた経済産業省。次官2年目の飯田祐二(1988年旧通商産業省)はご満悦の様子だが、省内では人事停滞の不満も燻っている。  

 今夏の幹部人事では、筆頭局長の経済産業政策局長に飯田と入省年次が同じ藤木俊光(前官房長)が就き、来夏には「次官の同期回し」が実現すると見られている。財務省など他省庁では同期次官も珍しくなくなったが、経産省では2001年の省庁再編で名称が変わって以降、初のケースとなる。「部下からの人望が厚い」と評される藤木だが、2年次官を務めれば、89~91年入省組が割を食い、次官を出せなくなりかねない。  

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