ZAITEN2024年10月号
【企業倫理を問う!】
TOHOシネマズ 会員のクレカを扱いながら不安を放置する無責任
カテゴリ:クレーム・広報
かつて映画の鑑賞券は映画館の窓口で購入することが一般的だったが、昨今はWEBで鑑賞券を購入し、クレジット決済することに抵抗感を持つ人が減っている。
そんな映画鑑賞券購入の決済にまつわるメールが読者から寄せられた。
〈私は東宝系の映画館、TOHOシネマズの会員です。先日、会員カードの更新手続きをWEB上で行った後、行ったこともない映画館からクレジットカードに請求がありました。
直後にキャンセルされてはいますが、この一連の出来事についてTOHOシネマズから一切説明がなかったので、不正利用されたり特殊詐欺に使われたのではないかと不安になりました。
念のため、明細に記載があった「TOHOシネマズ 錦糸町」へ電話したところ、担当者は「システムトラブルの可能性がある」「こういった声はよくある」と終始曖昧な回答をして、余計に不安になりました。客のクレジットカ―ド情報を扱う企業がこんなテキトーで良いのでしょうか。あまりにも無責任です〉(読者のメールより)
誤解を招く回答
読者が指摘するように、クレジットカード情報が詐欺などに利用されたとしたら大問題である。なのに、同様の声がよくあるにもかかわらず、問題を放置し、解決をしようという意思もない。これでは読者がさらに不安になるのも無理はない。
編集部はTOHOシネマズ総務部に、今回のようなクレジットカードに関するシステムトラブルを把握しているか、今後の対応はどうするかを問い合わせた。
......続きはZAITEN10月号で。
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