ZAITEN2025年01月号
【連載】井川意高の時事コラム「どの口が言う‼」 第14回
井川意高の時事コラム『どの口が言う‼』14 「話題に事欠かない石破と玉木代表」
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今月のお題は「石破茂首相の昼寝」。毎号、石破の悪口を書いているような気がするが、それも本人の不徳の致すところなので悪しからず。
Xにもポストしたが、石破は世界の歴史に名を刻んだでしょう。古今東西、一国の統領となる瞬間に居眠りしていた人間なんぞおるまい。(いたら歴史の教科書か歴史物文学などで取り扱われているはず!)日本どころか世界の歴史に空前絶後の人物として、名を残す石破。素晴らしい。
その後も話題には事欠かない。
前言を翻して就任早々解散総選挙を行うなど、嘘つき裏切り者恥知らずの石破なら、今さら驚くほどのことではない。けれども、そのあとも出るわ出るわ、みっともない事柄が。
認証式のクタクタのモーニング姿。一世一代の晴れの写真に背筋は伸びておらず、着こなしというより着崩しといった体たらくの身繕いである(総務大臣の村上誠一郎もいい勝負だが)。
APECでは、他の首脳達が会場内を歩き回って挨拶したり会話したりして、今後の外交のための人脈作り、人間関係を深めようとしている中、一人着席してスマホをいじっている。国際舞台の首脳会議でこんなことしている一国のトップなんて、これまた前代未聞だろう。社長の代理で取引先の周年記念パーティに渋々出席した専務じゃあるまいし。しかもマレーシアのアンワル首相やカナダのトルドー首相が話しかけても、座ったまま握手。
こんな非礼はありえないだろ! 私だったら、二度と相手にしないし。
今はなき安倍晋三元総理が「絶対に総理にしてはいけない人間」と石破を評したのは有名な話だが、それは政治信条や味方を後ろから撃つ人間性のことだと思っていたが、社会人としての常識やマナー、素養さえ身に着けていないことも含まれていたのかと思うとあんぐりである。
#自民党に鉄槌を! #自民党消えて無くなれの私としてはそういうポンコツが首相を続けてくれれば、自民が無くなるのが早まるので良しといえば良しなのだが、この石破のあまりのポンコツぶりに、自民党が無くなるより先に日本が滅ぶのではないか? という心配も芽生えている今日この頃です。
あんまり石破のことばかり書いてもしょうがないので、今もう一人。話題の国民民主党の玉木代表について。 「なかなかやるじゃないか!」が私の感想。もちろん例の元グラドルレースクイーンで高松市観光大使も務めている美女との不倫の件です。
だいたいね、東大法学部卒で官僚(玉木氏は旧大蔵省官僚)なんて学生時代からまったくモテないんですよ!(例外は井川意高くらい)
ガリ勉で妙なプライドだけ高くて、対女性だけでなく男性に対しても、人間の感情の機微に疎い。
まあ、女性に嫌われる要素満載、それが東大から官僚になったオトコなんだよね。 ところが報道から推察するに、玉木氏とこの女性の関係は立憲のハッピー米山なんかと違って、金で女性をモノにしたという雰囲気ではないんだよね。なんなら、けっこう長い交際のように見受けられるし。もちろんそれなりのお小遣いは渡しているのだろうけど。
やはり、キャラクターなんだろうね。玉木氏はそんな(オレほど)イケメンでは無いけれども、陽キャで笑顔が可愛いしね。ハッピー米山なんか、どう見ても陰キャで陰険な顔してるし。
というわけで、玉木代表にはぜひとも103万円の壁を打ち破って欲しいものです。(なんだ? この締めくくりは?)
井川意高(いかわ・もとたか)――大王製紙元会長。1964年、京都府生まれ。東京大学法学部卒業後、87年に大王製紙に入社。2007年に大王製紙代表取締役社長に就任、11年6月~9月に同会長を務める。著書に『熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録』(幻冬舎文庫)など。