ZAITEN2025年02月号
炎上騒ぎについてワコールに見解を質す
ワコール「男性役員だらけ」でLGBTを語るな!
カテゴリ:企業・経済
大手下着メーカーのワコールは2024年8月、従業員向けに〝接客指針〟をまとめたガイドラインを公開した。
ガイドラインは、障がいの有無や性のあり方にかかわらず、多様な人が安心して買い物できるよう、様々な〝困りごと〟に対する対応を説明するものだ。この中に「LGBTQ+」の客に対する対応の一つとして、「性別にかかわらず利用できるフィッティングルーム(試着室)をご案内」がある。これについてSNSなどで、LGBTQ+ではない男性が試着室に侵入する可能性に不安を訴える声が相次いだ。
ワコールは過去に「東北美人に後ろからに抱かれているような感じ」と表現した男性下着の広告でも炎上騒ぎを起こすなど、言わばジェンダー問題の〝常連企業〟である。そんなワコールは女性従業員が約9割と女性比率が極端に高いが、役員比率は非常に少ない。 政府は「女性版骨太の方針2023」において、「2030年までに、女性役員の比率を30%以上とすることを目指す」としている。ワコールは社外取締役を除くと女性取締役がゼロであり、社内では女性執行役員が1名いるだけだ。今回の〝接客指針騒動〟も「女性役員が極端に少ないため、起こったのではないか」との声もある。
この炎上騒ぎについてワコールに見解を質すと...。
......続きはZAITEN2月号で。
関連記事