ZAITEN2025年02月号

くつろぎの時間はなかった…

ロイヤルホスト「サービス劣化を通り越して〝業務崩壊〟

カテゴリ:クレーム・広報

 ファミレス業界は「低価格」と「高価格」の二極化が顕著に進んでいる。各社がしのぎを削る中、高級路線を守り続けているのが、「ロイヤルホスト」だ。
 そんなロイヤルホストについて、怒りの滲むメールが読者から届いた。

〈先日、「ロイヤルホスト神田神保町店」を利用しました。そこでの対応があまりにもひどかったので、投稿いたします。  

 スタッフに何度聞いても料理が出てこないうえ、遅れたことに対して謝罪もありませんでした。空いている席も多かったので、店内は混雑していたわけではありませんでした。  また、フロア専門のスタッフがいるにもかかわらず、コックコートを着た調理場にいるはずのスタッフがレジ対応をしていて、食品衛生上、大丈夫なのかと心配になり、オペレーションなど統率が取れていないのかと不安な気持ちになりました。  

 一番ひどかったのは、注文していない料理を出してきたので、スタッフにその旨を伝えてキャンセルしたにもかかわらず、その料金も会計時に請求されるということでした。  ロイヤルホストは他のファミレスと比べると設定金額は高めです。少なくとも私が訪れた「ロイヤルホスト神田神保町店」では金額に見合ったサービスを受けたと到底思えません。  

 別の店舗ではこのようなことはありませんでしたので、今回は度を越しているのではと感じました〉(読者からのメール)

直接お詫びを申し上げたい

 高級路線をひた走るロイヤルホストからすると「金額に見合っていない」との消費者からの指摘は、同社のファミレス業界でのポジションを揺るがす由々しき事態ではないか。  読者も言うように、ロイヤルホストの設定金額は他のファミレスよりも高めである。他のファミレスよりも上質な味と良いサービスを期待してロイヤルホストを選んだ客からすると、失望感を抱くのは当然だろう。いや、読者が受けたのは普通以下で、サービスともいえない。

......続きはZAITEN2月号で。

購読のお申し込みはこちら 情報のご提供はこちら
関連記事

東京メトロ 食事のマナーが悪い動画を垂れ流す車内広告

カゴメ 消費者の声を軽視するトマトジュースの〝取れない〟ストロー

KDDI「しつこい勧誘電話」を放置の顧客軽視

食べログ(カカクコム)「Wスタンダード」の欺瞞ガイドライン

日本郵便「本誌取材で法律違反を認めて謝罪」

いなば食品 退職役員の「個人情報」を暴露する異常性

あきれた広報実話大賞(第11回)武田薬品工業 ジャパンコミュニケーションズ

スターバックス「話題先行の環境配慮」に現場はパニック状態?

スターバックス「事実上の回答拒否」

メルカリ「利用者の個人情報削除請求を拒否」無責任対応