ZAITEN2025年02月号
ZAITEN SIGHT
「わかもと製薬」〝モノ言う株主〟との第2ラウンド
カテゴリ:企業・経済
新興アクティビストのナナホシマネジメントが、わかもと製薬に再度宣戦布告した。2024年12月2日付の公開書簡で「株主価値を割安に放置し、漫然と時間を空費」していると取締役会を厳しく批判。同社社長・五十嵐新らに辞任を迫った。さらにナナホシ代表の松橋理を同社取締役に推薦する公開書簡もホームページに掲載。松橋代表は「社長・全取締役との面談を要請しており、回答を待っている状況」と語る。
両者の因縁は、24年春にナナホシが余剰資金の処分や、実験動物別購入頭数の開示などを求める株主提案をわかもとに行ったことにさかのぼる。
わかもとの企業価値向上のため、赤字の続く医療用医薬品事業からは、改善できなければ撤退し、一般用医薬品の胃腸薬「強力わかもと」に経営資源を集中すべきとも訴えたが、6月末の株主総会ではナナホシの株主提案は否決された。
......続きはZAITEN2月号で。
関連記事