ZAITEN2025年03月号

【企業倫理を問う!】

日本郵便「本誌取材で法律違反を認めて謝罪」

カテゴリ:クレーム・広報

横断歩道上に迷惑駐車
本誌取材で法律違反を認め謝罪


 日本郵便は昨年10月、30年ぶりに郵便料金の値上げに踏み切った。郵便事業が赤字に転落したことを受けての値上げだ。これにより、2025年度は黒字になるものの26年から再び赤字が拡大していく見通しだ。  

 逼迫する経営が続く中、読者から日本郵便の現場の業務姿勢に疑問を呈するメールが届いた。

〈毎日通勤で通る交差点の横断歩道上に郵便局の車両が停められていて、とても迷惑しています。  

 そもそも横断歩道上に駐車するなんて非常識です。  

 この前なんて、私が渡ろうとしたら郵便局の車両のせいで通行車両にひかれそうになりました。郵便局の車両の陰になり、私が見えなかったのだと思います。  

 横断歩道の先にはパーキングメーターがあるのですが、そこが埋まっていると、横断歩道上に駐車している郵便局の車両と縦列する形になり、さらに視界が悪くなります。

 このまま横断歩道上に駐車を続けていては、いつ死亡事故が起きてもおかしくないと思います。

 通行人と通行車両の双方を危険にさらしている郵便局の行為をやめさせてほしいです〉(読者のメールより)

 読者から寄せられた写真を確認すると、横断歩道上に駐車し、ポストから郵便物を回収する郵便局員の姿が確認できた。確かに、郵便局の車両が停車しているせいで、横断歩道が半分ほど隠れてしまっている。

 警察庁はホームページで、横断歩道の端から前後に5㍍以内の場所に駐車も停車もしてはいけないと公表している。郵便局員の行為はこれに違反している。

......続きはZAITEN3月号で。

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