ZAITEN2022年1月号
【特集】岸田政権「まやかしの経済安保」
覇気のない総理、岸田文雄が勇ましくぶち上げた「経済安保」政策。いまや政権の最重要課題のひとつだが、立ち込めるのは新たな利権の臭いに他ならない。新顔の学者政商、公安筋、経産省らが混然一体となって血税はおろか、企業に群がる様はまさに百鬼夜行。しかし、当の仕掛け人の甘利明はご愁傷様にも先の総選挙で小選挙区落選、自民党幹事長から蹴飛ばされ表舞台から消えた。とはいえ、それでも新利権のマシーンが止まることはないが、鳴り物入りで誘致した台湾TSMCの半導体工場については、巨額補助金を巡ってその効用が早くも疑問視される――。国益死守を掲げながら、国富の流出をも懸念させる経済安保の〝まやかし〟を突く。
kisidaZAITEN2022年1月号岸田文雄甘利明経済安保
三菱UFJ「米銀売却」で亀沢非難の背後
傘下の米ユニオンバンクの巨額売却を巡って、MUFG社長の亀沢宏規に対して有力OBを中心に失望の声が上がり、売却資金を糧にしたデジタル投資にも批判が渦巻く。しかし、その陰では――。
MUFGZAITEN2022年1月号三菱UFJ亀沢宏規
山口FGに喰い込んだ「日銀OB」の来歴
地銀界にあって中国地方の雄とされてきた山口FG。しかし、グループに君臨した会長の吉村猛が追放される事態に……。その背後には吉村の独断専横と、日銀出身コンサルタントの存在があった。
ZAITEN2022年1月号山口フィナンシャルグループ
西武HD「後藤王国」資産切り売りで崩壊一路
新型コロナ禍で経営危機に瀕する西武HD。しかし、いまだ自己保身に汲々としているのが、社長在任15年で西武を掌中に収めた後藤高志である。社内では人心の離反が進むばかりだ――。
ZAITEN2022年1月号後藤高志西武HD
【経済安保特集】岸田文雄に「経済安保」を吹き込む悪い奴ら
10月末の総選挙で政権基盤を固めた岸田政権。しかし、幹事長の甘利明は選挙区で落選、その座を追われた。それでも、甘利は自身が政権の目玉政策に仕込んだ「経済安保」を巡って暗躍。関連ビジネスに悪乗りする輩が続々と……。
ZAITEN2022年1月号國分俊史岸田文雄経済安保
JR東海「リニア新幹線」進むも地獄・退くも地獄
死者も出したリニア工事発破事故や、その直後にまたもや起こった崩落事故……。原因は調査中だというが、その背景にはリニア工事の遅延問題が浮かび上がる――。
JR東海ZAITEN2022年1月号リニア
【経済安保特集】日本の「データ主権」防衛に当局の弱腰
日本のデジタル情報の海外流出リスクが高止まりしている。データ主権を掲げて自国内に情報を囲い込む中国に対し、金融庁をはじめとする当局の対応はこれまで鈍かった。岸田政権の経済安保政策ではとても事態を変えられそうにない。
ZAITEN2022年1月号ビットフライヤーフォビジャパン暗号資産取引所bitFlyer
キーエンス「就業中は私語禁止」モチベは高年収のみ
一般知名度は低いが、投資家や就活生の間では高名。2021年6月には国内企業の時価総額ランキングでソフトバンクグループのキーエンス。その実態は――。
ZAITEN2022年1月号キーエンス
【経済安保特集】TSMCにカモにされる「経済安保」
台湾TSMC工場誘致を演出し「経済安保」を岸田政権の最重要政策に押し上げた甘利明。しかし本人が事実上失脚する一方、外資メーカーに補助金をタカられる現実も露わになりつつある。
ZAITEN2022年1月号台湾積体電路製造甘利明TSMC
【経済安保特集】岸田政権でも残留「竹中平蔵」が損なう経済安保
菅義偉のブレーンだった竹中平蔵がちゃっかり岸田政権でも生き残り……。
ZAITEN2022年1月号竹中平蔵
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ZAITEN2024年12月号 2024年11月1日発売 ¥1,100(税込)
バルカー「36歳社長世襲直後」に発覚した2億円不正
タマホーム「坊っちゃん社長」の広告費独断使用疑惑
ドミノ・ピザ「閉店ドミノ現象」
日本カストディ銀行・土屋社長「不正問題公表」にどよめき
【あきれた経営陣! 】メイテック「國分 秀世社長」