ZAITEN2021年12月号
【特集】金融庁「作為と不作為」の原罪
みずほ銀行がシステムトラブルを相次いで引き起こす一方、北尾吉孝率いる“異形の金融王国”SBIホールディングスが新生銀行にかけたTOB(株式公開買い付け)は「敵対的TOB」に発展し異例の事態となった――。その陰には、みずほの長きガバナンス崩壊を座視してきた金融庁の不作為と、SBIが露骨に進める幹部をはじめとする金融庁OBの“天下り”受け入れという作為的な事態が横たわる。果たして、これまでの金融行政に瑕疵はなかったのか――。その“原罪”を検証する。
SBIZAITEN2021年12月号みずほ金融庁
ZAITEN2021年11月号
【特集】みずほ処断
システム障害を多発させ、メガバンクはおろか、金融機関の体すら為さないみずほフィナンシャルグループ。金融庁はついに前代未聞の行政処分「システムの管理命令」を発動させる――。会長の佐藤康博、社長の坂井辰史ら首脳部の退陣は必至の情勢だが、記者会見を見ても分かる通り、もはや当事者意識も窺えない有り様だ。デカい図体に胡坐をかいて「潰れない」「潰されない」という慢心だけで愚にも付かない経営を続けてきたのだから、当然という他ない。果たして、この問題銀行はどんな断末魔を迎えるのか……徹底取材した。
2021年11月号みずほフィナンシャルフループみずほ銀行佐藤康博坂井辰史
ZAITEN2021年10月号
【特集】安倍晋三を「永久追放」せよ
昨夏、またぞろ“あの病気”を理由に「モリ、カケ、サクラ……コロナ」とてんこ盛りの疑惑と課題を残したまま政権を投げ捨てた安倍晋三。8年7カ月にも及ぶ超長期政権のレガシーといえば、売国外交、公文書破棄などが招いた拭い難い政治不信だが、そんな安倍をして「ポスト菅義偉」に推す声もあるというから“寝言は寝て言え”である。しかし、自民党総裁選候補を見れば、菅はもちろん、高市早苗、下村博文、そして岸田文雄といった「安倍の手下」が名を連ねる一方、本人も病気はどうなったのか、『月刊Hanada』界隈にウロチョロ出没して存在感の誇示に余念がない。いずれにせよ、日本を壊した大罪人の復権など言語道断――。安倍晋三を永久追放せよ!
ZAITEN2021年10月号安倍晋三
ZAITEN2021年09月号
【特集】「マダム社外取締役」の優雅な日常
「女性登用後進国」の日本にあって、俄かに需要が高まっている女性経営人材。とりわけ「女性社外取締役・監査役」は引く手あまたの状況で、いまやバブルの様相すら呈している。確かに「企業経営の多様性」という題目の前には、ともすれば性差別すら連想させかねない批判はご法度。しかし、人材難を背景にした「複数社兼任」「アリバイ選任」の問題が頭をもたげる。数社の社外取を兼務してお気楽に年間数千万円の報酬……。男女の別なく、求められるのは優雅な日常を送るエグゼクティブではなく、結果責任を果たす経営人材なのである。「マダム社外取」の実像を追った――。
ZAITEN2021年09月
ZAITEN2021年08月号
【特集】コロナ禍に蔓延る「無能首長」たち
1年以上に及ぶ新型コロナウイルス禍という未曽有の事態の中、自身のリーダーシップの欠如を満天下に晒した菅義偉。宰相が信用できない以上、勢い、期待を集める自治体の首長だが、東京都の〝緑のフリップ知事〟、大阪府の〝イソジン知事〟はメディアを駆使した「やってる感」丸出しの自己宣伝に終始するばかり。他方、全国に目を転じれば、有権者そっちのけで地方特有の人的しがらみと利権構造に塗れた首長たちの姿が見えてくる。東京、大阪、横浜、北海道……そして徳島。全国に蔓延する「無能首長」たちを断罪する――。
ZAITEN2021年08月号吉村洋文小池百合子松井一郎林文子飯泉嘉門
2021年07月号
【特集】愛と裏切りの「株主総会」
株主と経営陣が唯一対峙する場、それが「株主総会」である。しかし日本企業では長く、如何に株主総会を〝シャンシャン〟で終わらせるかが、経営者の力量のメルクマールとされてきた。しかし、アクティビスト(物言う株主)の台頭でそのような総会の光景も一変しつつある。図らずもそれを露呈したのが、かつての名門企業で、いまや国策の具に堕した東芝の総会に他ならない。超名門企業から地方の一族経営企業まで、株主総会の裏側を追った――。
IRジャパンMBOTOBZAITEN2021年07月号はるやまアクティビスト天馬太田洋弁護士日本アジアグループ村上ファンド東芝株主総会物言う株主
2021年06月号
【特集】NHK「公共放送」の大嘘
富める者も貧しき者も、全世帯でほぼ一律に徴収されるNHKの受信料。その特権はNHKが「公共放送」であるということを前提にしているのは周知の通り。しかし、国民の多くが果たして、その権利と義務をどれほどまでに意識していることだろうか。NHKを管轄する総務省を〝天領〟とする菅義偉が首相に上り詰めた今、受信料引き下げを巡る永田町・霞が関とNHKの攻防は〝茶番劇〟の度を深める。片や、政権の意向を垂れ流す「国営放送」を求める官邸・政権与党と、職員の待遇を含め特権の温存を図りたいNHK。そのどこに公共放送の真の姿があるというのか。「みなさまのNHK」の虚構に塗れた〝大嘘〟を暴く――。
NHKZAITEN2021年06月号テレビ公共放送前田晃伸板野裕爾武田良太総務省菅政権菅義偉
2021年05月号
【特集】みずほ「泥船沈没」の壮絶現場
かつて、みずほ銀行広報は本誌に「旧行内紛などでっち上げだ!」と豪語した――。それから10年弱。確かに、旧行内紛は次の次元「旧日本興業銀行主流派vs.非主流派」という旧興銀勢同士が相食む構図になったようだ。しかし変わらないのは、ほぼ10年周期に「システム障害」を引き起こす預金者・取引先不在の経営である。そして、今、その病身を新たな病理が蝕んでいる。「行員を人と思わない」粛清の経営だ。自然減、働き方改革などと甘言を弄して首脳部が「1万9000人リストラ」をテーゼに掲げる真意は、“不要な者”たちは船を降りて海に飛び込め、ということに他ならない。結果、みずほの現場は各行員が自らの生存に汲々とする「万人の万人に対する闘争」といった様相を呈しているようだ。だが、そのみずほそのものが〝泥船〟であることはもはや明白――。泥船沈没の壮絶現場を報告する。
ZAITEN2021年05月号みずほみずほ銀行システム障害メガバンク佐藤康博坂井辰史石井哲藤原弘治須見則夫
2021年04月号
【特集】東京オリンピック「なぜ『中止』と言えない!?」
組織委員会会長の森喜朗が辞任し、橋本聖子が後任となる運びとなった東京五輪。それにしても、これほどまでにドタバタ劇を撒き散らかすオリンピックがあったであろうか。そもそも、前首相の安倍晋三が東京電力福島第一原発事故について「アンダーコントロール」なる虚言と、IOC委員への銭ゲバ攻勢で掴み取った東京2020――。しかし、コロナ禍で開催がこれほどまでに絶望的になるも、大手新聞各社は「中止」はおろか、「五輪見直し」の論陣を張ることもない。異常な国の異常な五輪を識者が斬る!
ZAITEN2021年04月号佐高信日本経済新聞望月衣塑子朝日新聞東京五輪森喜朗毎日新聞読売新聞
2021年3月号
【特集】コロナに笑う「便乗企業」
国際通貨基金(IMF)が日本の2020年の実質国内総生産(GDP)は5・3%のマイナスになると予測するなど、新型コロナウイルスの感染拡大により深刻なダメージを受けている日本経済。1月には政府が11都道府県に向けて緊急事態宣言を発令し、飲食店への営業時間短縮要請と外出自粛要請を行ったが、これにより自主廃業に追い込まれる飲食店もあることが連日報じられている。しかし、このコロナ禍がむしろ「恵みの雨」となっている企業も一部ではあるが存在する。消費者の不安心理を突き、あたかも「コロナに有効である」かのように購買意欲を煽る企業はまさに「火事場泥棒」と言える――。
ZAITEN2021年03月号コロナ
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ZAITEN2025年5月号 2025年4月1日発売 ¥1,100(税込)
【特集】みずほ「泥棒銀行」を追い詰めろ!!
【特集】日本郵政 ひどすぎる「デタラメ民営化」
【特集】三菱商事「垣内―中西独裁」に忍び寄る〝因果応報〟
【特集】「ゾンビ石破政権」を弄ぶ経産省
【特集】労基署の本当の実力