先進ガバナンスを嘯き「品質不正」の重大疑惑
ブリヂストン津谷会長
「不祥事隠蔽」支配
今年1月、COO(最高執行責任者)が交代したタイヤ世界首位のブリヂストン。しかし、CEO(最高経営責任者)取締役会長として君臨する津谷正明は続投。COOの首を挿げ替え、意のままになる副社長の江藤彰洋をCOO兼社長に昇格させた"御為ごかし人事"に過ぎない。取締役の大半を社外人材にするなど"先進経営"を標榜してきた津谷ブリヂストンだが、その内実は、およそガバナンスが正常に機能しているとは言えないどころか、幹部社員を中心に異動・降格を頻繁に繰り返す津谷の恐怖人事によって、社員の人心は乱れに乱れているという。さらにその陰では、品質不正問題が発覚しながら隠蔽工作に邁進、今もって不正を秘匿し続けている。疲弊したブリヂストン社内には、津谷の呵々大笑だけが響き渡る有り様だ――。
【連載】新あの人の自宅 ブリヂストン 津谷正明会長 & 江藤彰洋社長
【糾弾連載】新あきれた広報実話(20) ブリヂストン 「取材拒否は私の判断」を繰り返す広報部長の"怯え" 品質不正とその隠蔽工作について質す小誌の取材に「答えることはない」と宣う広報部長。「津谷正明会長の判断か?」と問うても、声を打ち震わせながら「私の判断」を繰り返すばかり。何に怯えているのか――。
著作権料払わず、新聞・雑誌を組織的に大量コピー 日本政策投資銀行「違法コピー」の大罪
重大な著作権侵害の情報がもたらされた。それも「国策銀行」である日本政策投資銀行で――。悪いことだと知りつつも行われた、組織を挙げての"犯罪行為"は到底許されない。
ルポライター 古川琢也 & 小誌取材班"奇手"マイナス金利貸出に突き進む―― 黒田日銀「破れかぶれ」に行内不穏 米欧の中央銀行が金融緩和路線に回帰するなど、円高リスクが高まる中、黒田東彦総裁率いる日銀の手詰まりがいよいよ極まってきた。「マイナス金利貸出」なる奇策も検討される中、日銀プロパーの間には不穏な空気が......。 ジャーナリスト 北野昌夫
蜜月は終焉し"意趣返し"の応酬 安倍と縁切り「日立・中西」の漂流 英原発プロジェクトの「凍結」で幕を開けた中西宏明経団連会長の出身企業、日立の2019年。安倍政権の国策「原発輸出」を盲信した末に梯子を外された格好で、当の中西は日立内でも孤立を深めている。 ジャーナリスト 妻夫木剛
勢力を増す営業系に"本流"技術系の危機 ホンダ「社長vs.副社長」対立の暗雲 これまでランデブーを続けてきた2トップの八郷隆弘社長と倉石誠司副社長。しかし、ここにきて主力の四輪事業が低調に沈む中、一転、対立を深めている。両者の角逐に社内の疲弊が進みそうな情勢だ。 ジャーナリスト 吉岡純次
「安物買いの銭失い」の海外M&Aに興じる... NEC「まやかしの株価上昇」 相次ぐリストラで"ジリ貧"とされてきたNECの株価が俄かに上昇している。5Gを巡る期待感が背景にあるようだが、新野隆社長が邁進する海外企業のM&Aは、あまりにも筋悪ばかり――。 ジャーナリスト 蜷川幸三
クレディセゾン林野続投の陰で「パワハラ専務」辞任の真相 今年3月、19年ぶりに社長が交代したクレディセゾン。しかし、社長の林野宏は代表権を手放さないまま、会長CEO(最高経営責任者)に昇格。後任社長に据えたのは、子飼いの山下昌宏。さらには、その陰でみずほフィナンシャルグループとの提携解消、役員の退任など、異常事態が続いている。 小誌ガバナンス問題取材班
偽りの「総合取引所」に経産省は高笑い 東京商品取引所に突かれた「JPX清田」の急所 3月、「総合取引所」の設立に合意した日本取引所グループ(JPX)と東京商品取引所。しかし、統合の裏で、経産省は"東商取利権"を確保する始末。その陰にはJPXの清田瞭CEOの弱腰と、経産省出身で東商取社長の浜田隆道があった...... ジャーナリスト 真野響介
内弁慶企業の"事なかれ"高山社長 ゼンリン「グーグル騒動」に無為無策 グーグルマップの不具合で俄かに注目を集めたゼンリンの地図データの底力。しかし、騒動の陰には両社の契約変更があったとされる。プラットフォーム企業に手玉に取られる、その内実とは......。 ジャーナリスト 幅 耕平
「犯罪会計学」を駆使して読み解く 「日産ゴーン事件」の人間ドラマ かつてキャッツ粉飾決算事件で有罪となり公認会計士の資格を剥奪された著者が、「郵便不正事件」と「日産ゴーン事件」を題材に10年に及ぶ犯罪会計学の集大成をまとめた。 細野祐二
JDI「身売り」でも"一発屋"常務の華麗なる転職活動 経産省所管の旧産業革新機構が2000億円を出資した末に中国・台湾の企業連合に"身売り"を余儀なくされたジャパンディスプレイ。その泥船に招かれた「プロ経営者」伊藤嘉明常務の御身大事の振る舞いに批判が集まっている。 飛騨大海
大戸屋「役員全員辞任」情報を否定しない異常事態 創業者の三森久実氏が死去して以降、迷走が続く外食チェーンの大戸屋。持ち株会社トップの窪田健一社長、事業会社の山本匡哉社長などについて、小誌に寄せられた内部情報に対して、大戸屋はどう答えるのか......。
企業広告研究 かつて一世を風靡した広告戦略も今は昔 日清食品の広告がダメになった理由 NHK朝ドラ「まんぷく」のモデルともなった日清食品のカップヌードル。同商品の広告戦略を紐解くと、"炎上CMばかり"になった現在の日清食品が抱える問題点が浮き彫りになってくる――。 クリエイティブディレクター 池本孝慈
《連載》「職場ウオッチング」(19) 日本英語検定協会 ――「出世」は理事の胸先三寸 「英検」の実施主体、公益財団法人日本英語検定協会。コンサル出身者が多いという同財団の職場環境はどうなっているのか......。 働き方改革総合研究所 新田龍
《連載》池本孝慈の"超"広告批評(20) 電通 株主総会が映す「世界の非常識」
《連載》 今月の怪文書――編集部に寄せられた告発文書を公開! 「社員を次々と医務室送り」大手マスコミのパワハラ役員 凶悪パワハラで一度は世の指弾を浴びた大手マスコミの役員。それから数年、いまだ改心することなく、社内でパワハラを続けているという。
《連載》 シルエット・スキャンダル――VIPの語るに耐えない醜聞を影画で報告! 世界シェアトップ企業社長に「社内不倫」の過去 社内不倫の過去を持つ世界的メーカーのトップ。しかし、その過去を実力会長に掴まれているというから、始末が悪い。
二重売買に、反社の影もちらつく
パナソニックホームズ
「曰く付きビル」購入の不可解
都心の山手線駅至近でありながら、どこか異様な雰囲気が漂うオフィスビル。昨年7月、パナソニックホームズが購入したこのビルの内情をつぶさに見ていくと......。
ジャーナリスト 神田 涼
菅官房長官、今井首相秘書官に"尻尾"を振る――
安倍官邸に踊る
「テレビ朝日」政治記者の倫理観
世上、「反安倍」のイメージで語られることの多いテレビ朝日の政治報道。しかし、実際の取材現場は大きく異なるという。マスコミに睨みを利かす菅義偉と今井尚哉の掌で踊る2人のテレ朝政治記者の驚くべき"行動様式"とは......。
ジャーナリスト 濱田博和
講談社、集英社、小学館、KADOKAWA...... 「大手出版社」生き残りの最新動向 出版不況が叫ばれて久しい昨今、生き残りをかけて懸命にもがく出版業界。それは大手出版社も例外ではなく、「紙からウェブへ」舵を切る大手各社だが、その先にもやはり暗雲が垂れ込めている――。 ジャーナリスト 藤原暢真
サンスポ「アダルト面廃止」に産経新聞リストラの大波 産経新聞社の優良事業、サンケイスポーツ。しかし、4月のアダルト面廃止に読者からクレームが寄せられているという。その陰には、産経本体のリストラの波が......。 ジャーナリスト 山鹿武廣
脱毛サロン「キレイモ」とテキシア事件の接点 脱毛サロン業界の成長株「キレイモ」を運営するヴィエリスで2月、創業者の吉福優氏が突如辞任。何があったのか......。 ジャーナリスト 高橋篤史
澤田秀雄氏を嵌めた人物がなぜかここにも... 西武信金「反社との蜜月」とHIS50億円詐欺 昨年11月以降、金融庁による立ち入り検査を受けている西武信金(東京・中野)。当初は投資用不動産への不正融資疑惑に関する検査だったが、もはや金融庁では手に負えない事態に発展。警視庁が動き始めた背景には、エイチ・アイ・エスの澤田秀雄氏を巡る詐欺事件が......。 ジャーナリスト 時任兼作
みずほと組んだ「無謀計画」で市有地取得も... ヒューリック「大阪病院計画」頓挫 訪日外国人を当て込んだ「医療ツーリズム」を謳う大病院計画の尻馬に乗って80億円余で大阪市の市有地を取得したヒューリック。しかし、計画に地元医師会は猛反発。風前の灯火の様相だ――。 ジャーナリスト 野村 勝
深層連載第20回
捜査当局こぼれ話
【検察庁発】番記者との飲み会をキャンセル「保身」に走った検事総長
【国税発】ついに「たばこ税」税収のお膝元も...次々に消滅する喫煙スペース
【警察庁発】異例の「午前2時」検挙会見は取材先行の読売新聞に過剰配慮!?
袋とじ連載 東京地裁開廷情報ピックアップ ――2019年3月11日~4月10日開廷の主な「民事訴訟」を一挙掲載(事件番号付き)
袋とじ連載 今月の信用情報――危ない企業情報をマル秘報告 ――アマガサ、TATERU、MDIほか
袋とじ連載 今月の一行情報――ちょっと早すぎるマル秘情報満載
望月優大「移民政策を認めない安倍政権の二枚舌」 国民全体の2%が外国人という現実。「移民政策」を頑なに否定する安倍首相だが、その「建前と現実の乖離」は、日本に暗い影を落としている――。経済産業省出身で、現在は日本の移民文化・移民事情を伝えるウェブマガジン「ニッポン複雑紀行」編集長を務める望月優大が告発する。
新連載 タケ小山のゴルフ言いたい放題(3) 「ガラパゴス化」が加速する日本のゴルフ中継
ゴルフ場批評(20) ザ・ロイヤルゴルフクラブ(茨城県) プロにも厳しいが、アマにはもっと厳しく、辛い
前田信吾"マエシン"のゴルフ場あれこれ(20) 総括! 平成時代のゴルフ会員権事情「一番出世は神奈川県のあのコース」
玉木正之の今月のスポーツ批評(20) メディアがスポーツイベントを主催する限り日本のスポーツに発展はない
ヤフー「キリンとの共同研究」で明らかになった"体調不良社員"の多さ 「プラズマ乳酸菌レポート」の共同研究にヤフー社員が被験者として協力したところ、新たな問題点が浮かび上がっていた――。
ココカラファイン「管理栄養士推奨」チョコレートの呆れた実態 ドラッグストアのココカラファインが製造・販売する「管理栄養士推奨チョコレート」。しかし、その根拠は「社外秘」――管理栄養士の正体も分からず、看板に偽りはないのか?
スターツ「雨漏りマンション」に子会社社長が詫び状 昨年の台風で新築したばかりのマンションで雨漏りが発生。子会社社長はすぐさま詫び状を出したが、その後はなしの礫の奇怪対応。これは欠陥住宅を認めたということなのか?
バッファローHDDから消えたデータの行方 購入したばかりのハードディスクからデータが忽然と消えた。このHDD、大丈夫か?
糾弾連載 新クレーマーズレポート(20) エース カバン店「閉店セール」で姑息な個人情報収集 閉店目前の店舗で長蛇の列にもかかわらず、ポイントカードをつくらせるのは何のためなのか。
巻頭連載
澤井健のZAITEN戯画(10)
『女王陛下のお気に入り』
大阪維新「松井一郎大阪市長 & 吉村洋文大阪府知事」
佐高信の新毒言・毒語(7) 櫻井よしこ デマばかり撒き散らす"改竄おばさん"
上杉隆の「予定"不"調和ニュース」(20) 日本初のまったく新しい「選挙ポリシー」で中央区長選出馬
古谷経衡の憂国コラム「ダマすワル・ダマされるアホ」(8) 「紙幣刷新」で騙すアベと騙されるアホ
〈元〉批評家・更科修一郎「時代観察者の逆張り思考」(20) カルトは宗教から地域ナショナリズムへ
哲学者・適菜収の社会時評「読まずに言うなよ!」(20)
"心理学に負けた人間"を象徴した大阪ダブル選挙
A.プラトカニス/E.アロンソン(著)『プロパガンダ 広告・政治宣伝のからくりを見抜く』
外国人特派員記者インタビュー(20) 「日本外国特派員協会(FCCJ)」ピーター・ランガン会長
「ルーペ要らずの虫めがね」――小誌人気連載「プリーズ、虫めがね!」のスピンオフ 大手企業役員「出張はいつもバンコク経由」の理由
月刊「芸能"裏"情報」(20)
――ワイドショー・女性週刊誌の舞台裏
萩原健一の死を知らされなかったオスカープロダクション副社長
ミスターWHOの「永田町奇談」(3) 「嫌われ太郎ぶり」に気付かない老害炭鉱屋
国会議員秘書のヒショヒショ話(20) ――永田町秘書が「見た、聞いた、書いた」
著者インタビュー
牧内昇平
『過労死 その仕事、命より大切ですか』
「働き方改革」は過労死の抑止効果なき"ザル法"だ
担当編集者の「自薦」ブックレビュー