スポンサー「東京五輪」に狂う津谷正明会長"独善支配"の次は――
ブリヂストン・石橋秀一新CEO
「パワハラ大魔王」の正体
昨年末、CEO(最高経営責任者)の交代を発表したタイヤ世界首位のブリヂストン。本誌でも再三にわたってガバナンス問題を指摘してきた会長の津谷正明が、社長でCOO(最高執行責任者)の江藤彰洋を飛び越えて、66歳の副会長、石橋秀一にCEO職を譲るという変則人事だ。しかし、津谷もさることながら、後任の石橋のキャラクターも凄まじいという。なんでも、強烈なパワハラ気質で、ブリヂストンの人材流出を加速させてきた人物というのだ――。社員がやり場のなかい倦怠感に覆われる中、このグローバル企業はさらなる"倒錯"に漕ぎ出そうとしている。
平野会長・三毛頭取に追従する「人事部マフィア」の非道 三菱UFJ「管理職降格」の凄惨現場 連結業務純利益で三井住友フィナンシャルグループの後塵を拝し、メガバンク首位の座から転落しつつある三菱UFJ。一方、リストラに名を借りた苛烈な粛清人事が進む中、FG会長の平野信行と三菱UFJ銀行頭取の三毛兼承の間では不協和音が聞こえ出している......。 本誌ガバナンス問題研究会
みずほフィナンシャルグループを汚染する"旧興銀"というウイルス みずほ証券「経費使い込み役員」重用の病巣 みずほフィナンシャルグループの"お荷物会社"と化したみずほ証券で、旧興銀出身の執行役員による経費の使い込み事案が発覚。しかし、わずかばかりの自宅謹慎と"緊急避難"のような人事異動で、ほぼ不問に付した格好という。しかも、不祥事発生時の証券社長は現在のFG社長、坂井辰史の治世下。一体、何が起こっているのか――。 本誌ガバナンス問題研究会
6度目のスペースジェット納入延期で深刻化 三菱重工「まだいた!宮永会長」院政の断末魔 もはや「飛ぶ飛ぶ詐欺」の様相を呈す三菱重工業の国産旅客機、三菱スペースジェット事業。しかし、その操縦桿を握り続けるのは、鳴り物入りでスタートした重工改革を頓挫させた会長の宮永俊一。三菱航空機の最高開発責任者、アレックス・ベラミーの口車に乗って、現場は混迷を極める。一方、本体では、宮永に抜擢された社長の泉沢清次は萎縮し、重工は存亡の時を迎えようとしている。 ジャーナリスト 真野響介
肥大化で旧石油公団"復活"の悪夢 JOGMEC「今井が理事長」の強欲構想 独立行政法人を隠れ蓑に、経産省権益の具として膨張を続ける石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)。果ては、ポスト安倍時代を睨み、首相補佐官の今井尚哉を"総帥"に就けて、さらなる肥大化を図る構想まで飛び出す始末――。 ジャーナリスト 蜷川幸三
孫正義が縋った「かつての盟友」 ソフトバンク"あの男"も見捨てた孫正義の末路 「ソフトバンクグループを経営してくれないか」――。2月の第3四半期決算で虚勢を張ったSBG社長の孫正義が、かつての盟友に秘かに救援要請を打診していた。しかし、その懇願も虚しく袖にされたという......。もはや万事休すの様相。 ジャーナリスト 猪熊真司
トーマツ「コンサル部門」脱藩巡る暗闘劇 国際会計事務所「ビッグ4」の一角を占めるデロイトトーマツのコンサルティング会社、デロイトトーマツコンサルティングの元トップが競合に移籍した騒動の余波が続いている――。 ジャーナリスト 高橋篤史
渡辺美樹会長復帰で"ブラック"に先祖返りの懸念―― ワタミ「ホワイト企業大賞」受賞のブラックジョーク かつてブラック企業として悪名を轟かせたワタミが「ホワイト企業大賞」を受賞! 授賞式に現れたのは、ブラック経営者の名を欲しいままにして自民党参議院議員に転じた、渡辺美樹会長、その人だった――。 本誌企業倫理問題研究会
【連載】新あの人の自宅 ワタミ 渡辺美樹会長兼グループCEO & 清水邦晃社長兼COO 選良として歳費を貪った末に「ワタミには100%戻らない」と断言しておきながらも、昨年10月に会長CEO(最高経営責任者)に復帰した渡辺美樹の豪邸と、健気な"雇われマダム"清水邦晃社長の庶民的な自宅とは――。
カブキという"一般名詞"を独占しようとする傲慢―― 松竹「歌舞伎」商標登録失敗の必然 関係者の間で話題になっていた松竹による「歌舞伎」の商標登録申請だが、その痴人の夢は潰えた。取材で明らかになったのは、伝統文化を疎かにする松竹の企業姿勢だった――。 本誌企業倫理問題研究班
トラブル続発も度し難い"隠蔽体質" 四国電力「伊方原発トラブル」の無能経営 愛媛・伊方原発で相次いでトラブル事象を引き起こしている四国電力。身の丈に合わぬ原発運転の実態が露呈した格好だが、同3号機でも運転停止の仮処分が......。"田舎電力"の経営は風前の灯火だ。 ジャーナリスト 幅 耕平
《連載》「職場ウオッチング」(29) ユニ・チャーム 働き方改革などどこ吹く風......高原社長自ら「仕事が人生」と訓示 生理用品、紙おむつなどの衛生用品の大手、ユニ・チャーム。創業者、高原慶一朗の独特な経営ビジョンで知られた同社だが、二代目社長の高原豪久でもそれは変わらず、ド根性主義が社内を覆うという。「給料は良いが、残業が当たり前」というユニ・チャームのモーレツ職場の実態とは――。 働き方改革総合研究所 新田龍
《不定期告知》ZAITEN「WANTED」――不穏人物を指名手配! 某世界的メーカーの"女王様"部長 趣味はフラメンコという、誰もが知る世界的製造業の女性部長。部員にも出入り業者にも傍若無人の振る舞いで、まさにフラメンコヒールで踏み潰すような所業。
《連載》池本孝慈の"超"広告批評(30) アート引越センター 不気味な会社理念が漂う「引越ロボット」CM
《連載》今月の怪文書――編集部に寄せられた告発文書を公開! 排他性を剥き出しにするインターネット上場企業
《連載》シルエット・スキャンダル――VIPの語るに耐えない醜聞を影画で報告! "女帝"と化すグローバルメーカー経営者夫人
業績修正と株式分割の情報開示前に株価"急騰" リソー教育・岩佐会長「自社株」への妄執 本誌2020年2・3月号で文科省汚職との不可思議な接点を報じた学習塾大手、リソー教育。目下、国税当局の調査が進む同社は、会長の岩佐実次が今も発行済み株式の20%超を握るオーナー企業だ。その株価18年秋、何とも不自然な値動きを示していた――。 ジャーナリスト 大田和博
老舗和菓子屋の同根酒造メーカーを舞台に...... 伊勢・赤福と山口組・弘道会「奇縁」の代償 伊勢「赤福」の創業家一族が経営する三重の酒造メーカー、伊勢萬。同社がかつて製造していた「弘道」なる焼酎を巡り昨年末、恐喝未遂事件が発生。反社会的勢力との交際の責任を取る形で赤福会長の浜田益嗣会長の辞任を突如発表したが――。 ジャーナリスト 瀬戸山樹
行政処分されたマルチ業者の法人が"公益認定"の不可解 安倍首相夫妻と「48ホールディングス」の蜜月 疑惑の宝庫と化す「桜を見る会」だが、さらに、いかがわしい人物が招待されていたことが判明した。安倍晋三・昭恵夫妻と昵懇のその人物は、48(よつば)ホールディングスなる"マルチ商法"で財を成した名うての経営者だった――。 ジャーナリスト 時任兼作
日本医師会の急先鋒と皮膚薬メーカーの"ウエットな共謀" 中央社会保険医療協議会(中医協)で開業医の要望を声高に主張する皮膚科医出身で、日本医師会常務理事の松本吉郎。ある"問題"を巡って、いつも以上にハッスルしたのだが、その陰には、大阪の皮膚薬メーカーであるマルホの熱心な"ご説明"があった――。 ジャーナリスト 富井椰子香
プロスペクト株「証券監視委の家宅捜索」に太陽光発電の闇人脈 1月末、証券取引等監視委員会が東証2部上場のプロスペクト株を巡るインサイダー取引の嫌疑で、同社筆頭株主を家宅捜索。そこで浮かび上がるのは、太陽光発電を巡る怪異なマネーゲーム人脈だった――。 本誌証券市場問題取材班
プロゴルファー松山英樹も巻き込まれた"仁義なき戦い" 東北福祉大学「曹洞宗」巻き込む学内利権抗争 昨年末に写真週刊誌『FLASH』が報じた東北福祉大学ゴルフ部監督のスキャンダル。その裏事情を探っていくと、学内派閥と同校の支配権を握る曹洞宗の間に複雑に絡み合う事情があった――。 雑誌「宗教問題」編集長 小川寛大
山梨学院理事長が「周辺企業」設立の私利私欲 本誌2019年11月号でも報じた学校法人山梨学院の古屋光司理事長が巻き起こすガバナンス問題。今度は複数の法人を立ち上げ、"新たな動き"に乗り出していた――。 ジャーナリスト 田中圭太郎
"安倍首相の膝元"下関市立大学に喰い込む「パソナ竹中平蔵」 安倍晋三首相の元秘書、前田晋太郎が市長を務める山口・下関市。市が管轄する下関市立大学は、前田市長肝いりの"謎の韓国人教授"を採用。その陰には、あの竹中平蔵が会長を務める人材派遣大手、パソナとの関係が......。 ジャーナリスト 霧島藤次
深層連載第30回
捜査当局こぼれ話
【警視庁】発相次ぐ事件摘発の公安部 背景に警察トップ人事か
【東京地検発】ゴーン氏の弁護士費用「日産が負担」で怨嗟の声
【東京地裁発】"のりピー超え"ならず 沢尻エリカ被告の初公判
袋とじ連載 東京地裁開廷情報ピックアップ ――2020年1月14日~2月10日開廷の主な「民事訴訟」を一挙掲載(事件番号付き)
袋とじ連載 今月の信用情報――危ない企業情報をマル秘報告 ――マイルストーンターンアラウンドマネジメント、極楽湯ホールディングス、福島電力 ほか
袋とじ連載 今月の一行情報――ちょっと早すぎるマル秘情報満載
JGTO「青木体制」崩壊のはじまり プロゴルファーの青木功が会長を務める日本ゴルフツアー機構(JGTO)。権力闘争とパワハラ紛いの所業を繰り返す同執行部だが、良識派の理事が追放されることに......。 ゴルフジャーナリスト 宮崎紘一
タケ小山のゴルフ言いたい放題(13) 今年も燻り続けるJLPGA(日本女子プロゴルフ協会)の「放映権問題」
ゴルフ場批評(30) 古河ゴルフリンクス(茨城県) 体が泥の中に沈む......事件はスコティッシュリンクスで起きた!
前田信吾"マエシン"のゴルフ場あれこれ(30) 世界100選「川奈ホテルゴルフコース」富士コースも良いが大島コースも隠れた逸材
玉木正之の「今月のスポーツ批評」(30) 新型肺炎の影響を既に受けている。東京オリパラは延期も考えるべし――。
《糾弾連載》新クレーマーズ・レポート(30)
大幸薬品「クレベリン」
新型コロナウイルスに便乗の"沈黙商法"
新型コロナウイルス上陸で、マスクはいつも品切れ状態。そんな中、ガランとしたマスク売り場で、陳列されている大幸薬品の除菌剤「クレベリン」。マスクの代用品になればと買っていく人が続出するも、実はこの商品は薬ではなく「雑品」で、効果のほどは明言できない代物。大幸薬品はなぜ黙って放置しているんだ!
YKK「子どもが真似ると危ないテレビCM」 幼い少女が窓辺で遊ぶという、一見心が温まるようなYKKAPの企業イメージCM。しかし、このCMを見た本誌読者から"非常に危険"との指摘が――。このCMを真似て子どもが窓から落ちたら、一体この会社はどうするつもりなのか⁉
Tポイントカード 本誌取材後も続く「テキトーな個人情報管理」 本誌2020年1月号のクレーマーズ・レポート取り上げたTポイントカードの個人情報流出問題。運営会社のカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)では、取材に対し撹乱したものの最後は個人情報流出を認め、公式に謝罪。しかしその後も、Tポイントカードの個人情報疑惑に関する情報提供は収まることはなかった――。
東京都営地下鉄「注意喚起」を省略する車内の英語アナウンス 最近では当たり前になった地下鉄内での英語アナウンス。しかし、日本語では案内されている注意喚起情報が、英語では省略されているのだという。これでは、日本語が分からない外国人客が危ないではないか!
大戸屋「テレビで公開パワハラ」山本社長のコンプラ意識 昨年末、テレビ東京の「ガイアの夜明け」で放送された外食大手、大戸屋のドキュメンタリー番組。大戸屋のイメージ向上につながる番組かと思いきや、山本匡哉社長のブラック企業の経営者を地で行くようなパワハラ発言ばかりが注目される結果に――。
《糾弾連載》新あきれた広報実話(30) JBIC広報は「ガキの使い」か!? 本誌2020年3月号で取り上げた国際協力銀行(JBIC)。発売後、同行の広報から電話が......。記事に対する抗議かと思いきや、文書にすることもできないような口先だけの"なんちゃって抗議"だった――。担当者は何のために本誌に電話してきたのか。
安倍晋三政権の「ウソ」を見抜けない日本人 「日本すごい」と礼賛するネトウヨだが、本当にすごいのは日本の凋落速度である――。安倍政権下でウソがまかり通る国になった現状を"憂国の生物学者"が喝破する。 生物学者 池田清彦
世界のスパイから喰いモノにされる日本企業 ソフトバンクの元社員によるロシアへの情報漏洩事件は氷山の一角。世界中のスパイが至る所で自由に活動しているのが日本の実態である――。 国際ジャーナリスト 山田敏弘
人気巻頭連載 澤井健のZAITEN戯画(20) 「ゲス不倫」オーシャンズ11
佐高信の新毒言・毒語(17) 日枝 久 ――安部譲二が産経新聞で指弾した「国民白痴化」の張本人
古谷経衡の憂国コラム「ダマすワル・ダマされるアホ」(18) ――「新型コロナ」に大騒ぎするアホな日本人
〈元〉批評家・更科修一郎 時代観察者の逆張り思考(30) ――コロナ禍でも〝東京フリンピック〟開催中
哲学者・適菜収の「個人tekina体験」(10) ――安倍晋三のイカれた答弁はAIでも理解不能
上杉隆の予定不調和ニュース(30) ――事実よりもメンツが優先された日本の"コロナの悲劇"
岡田憲治・専修大学教授の「所詮、政治はゼニとカネ」(6) ――嫌な予感がするぜッ! NOって言ってくれ、坊ちゃん!
外国人特派員記者インタビュー(30) ――エッセイスト サンドラ・ヘフェリン
「ルーペ要らずの虫めがね」 ――ゴルフ降水確率100%の某広報部長
国会議員秘書のヒショヒショ話(30) ――女性総理への熾烈な戦い
著者インタビュー
赤松利市『下級国民A』
――除染作業で思い知らされたろくでもない日本の現実