嶋田隆

2022/07/01

【特集】「電力崩壊」の戦犯たち

7月10日の参院選に向けて、臆病なほどに安全運転に徹する岸田政権。しかし、選挙後を睨み、電力のワルたちが「原発再稼働」に向けて爪を研いでいる。とりわけ、経産事務次官を経て首相秘書官に収まった嶋田隆は〝令和の電力の鬼〟と化し、国民負担も視野に入れた東京電力の再編を絡めて身勝手な絵図を描くが、「電力失政」を招いた経産官僚の責任は不問に付されたままだ。そんな中、エネルギー価格の急騰を受けて電力供給は不安定化、夏冬の大規模停電まで懸念される。これもまた、福島第一原発事故を奇貨とした経産省による「電力自由化」の副作用に他ならない。さらに、その先兵となった新電力は経営危機に陥るか、はたまた、「再生可能エネルギー」の美名のもとにソーラーパネルが山野を覆って国土を破壊、固定買取制度は利権化している―。「電力崩壊」の戦犯たちを追及する。

ZAITEN2022年08月号、ソーラーパネル、嶋田隆、新電力、福島第一原発事故、経産省、首都圏大停電

2022/06/30

【特集】電力システム破綻の戦犯「嶋田隆」の野望

東京電力福島第1原発事故の責任を棚に上げ、電力自由化で〝バラ色〟の未来を描いてみせた経産官僚たち。 しかし、大手電力の経営体力は衰え、電力供給体制は脆弱化。さらに燃料調達費の高騰で電気料金は跳ね上がる惨状だ。

ZAITEN2022年08月号、嶋田隆、東電、福島第一原発事故、経産省、電力自由化、首都圏大停電

2021/11/24

嶋田隆「岸田"経産省"政権」の悪だくみ

基盤の脆弱な新政権において、岸田文雄と同じ開成高校同窓で首相秘書官を射止めたかに見える元経産次官の嶋田隆。しかしその真意は、入省同期の今井尚哉の安倍政権と同様、経産省主導の政権運営に他ならない。

ZAITEN2021年12月号、今井尚哉、岸田政権、岸田文雄、嶋田隆、経済産業省

2021/06/01

小林喜光会長就任で経産省が焦る「東京電力」解体シナリオ

社長の小早川智明が経産省に平身低頭、もはや経営の当事者能力を失った東京電力。そこに東電を熟知する三菱ケミカルHDの小林喜光が会長として招聘された。手腕に期待が集まる中、経産省は小林の挙動に戦々恐々だ――。

ZAITEN2021年07月号、小早川智明、小林喜光、嶋田隆、川村隆、東京電力、東京電力ホールディングス、梶山弘志、経産省

2020/09/01

経産省「脱炭素」で電力再編の策謀

突如、旧式の石炭火力発電所の休廃止を促す方針を表明した経産省。「脱炭素」で地球温暖化対策に舵を切ったかに見えるが、然に非ず。その陰には、またも経産省出身の首相補佐官、今井尚哉の影が――。

Jパワー、ZAITEN2020年10月号、三菱重工、中部電力、九州電力、北海道電力、四国電力、安藤久佳、小泉進次郎、嶋田隆、新原浩朗、日立、東京電力、東芝、梶山弘志、沖縄電力、環境省、経産省、菅原郁郎、関西電力、高橋泰三

ZAITEN 2025年1月号

ZAITEN 2025年1月号
2024年12月2日発売 ¥1,100(税込)

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